一言で伝えきれないALAの魅力

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植物にも動物にも存在するALA
ALA(5-アミノレブリン酸)は、動物だけでなく植物の生体内にも含まれるアミノ酸で、生命維持のための重要な役割を担っています。
動物の場合は、血液中のヘモグロビンの原料になったり、植物の場合は葉緑素の原料になります。この『原料になる』というところが、ALAの大きな特徴です。

 

食糧問題の解決にもALAが…
現在、途上国では清潔な水や食料が不足し、“食糧問題”は今後さらに深刻な課題になるといわれています。しかし、環境問題や気候変動の影響で、これ以上農地を増やせない場合や、肥料の過剰投与による影響から、これ以上肥料を投与しても収穫量は上がらず、むしろ過剰投与した肥料が環境に悪影響を与えてしまうといった事態も起きています。
現在、ALAは肥料としても販売されていますが、肥料にALAを加えることで光合成を盛んにするだけでなく肥料の吸収もよくするため、土地の環境にも配慮しながら、収穫量を上げることができ、今後ALAが肥料として広まっていくと、食糧問題の解決の一つの糸口にもなります。

ALA比較ー

 

 

家畜の免疫力を高めて…
一方で、家畜の分野でも大きな可能性があります。現在、一般的な家畜の餌には大量の抗生物質が投与されており、世界で使われている抗生物質の大半は家畜に使われているといわれています。
密集した環境で育てられている家畜は、感染症のリスクが高くなり、さらに抗生物質の効かない種類の菌が増えてきたため、大量の抗生物質が使われています。
それでは、家畜にALAを投与するとどうなるのでしょうか。
ALAは、細胞内のミトコンドリアを元気にしてくれるので、免疫力が増し、菌に対する抵抗力をつけることが可能になります。自らの免疫力を上げれば、抗生物質を大量に投与することなく、自らが持つ抵抗力で病気を予防できるようになるのです。

 

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私たちにとってのALA
それではヒトの分野ではどうでしょうか。
現在では、ALAが配合された化粧品、健康食品が販売されています。また医療の分野でも様々な研究が進められています。
たとえば、ALAを利用したがん検診がその一つです。ALAは体内に取り込まれると、「ポルフェリン」という成分に変化します。その時に、ある特殊な光を当てると、がん細胞に集積したポルフィリンが光るのです。この特徴を活かして、ALAを利用した癌の摘出手術が行われています。また、ALAが抗癌作用を持つ可能性があるのではないかということを想定した研究も進められています。
ALAには植物から動物まで、様々な分野で役立つ可能性を秘めているのです。

 

◎ALA(5-アミノレブリン酸)について
体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー産生に関与するタンパク質の原料なる重要な物質です。しかし、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。酎粕や赤ワイン、かいわれ大根れなどの食品にも多く含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

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