カラダの中から美肌をつくる

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肌の不調は腸内環境が原因!?
 とても高価な美容クリームや話題の美容液を使っているのに、全然効果が感じられないし肌の調子がイマイチ…という方!自分の腸内環境を気にかけたことはありますか?便秘がちだったり下しやすかったりと腸内環境は人それぞれですが、便秘が美肌の大敵だということは、みなさんすでにご存知のはず。スキンケアの効果がなかなか感じられない原因も、どうやら腸内環境にあるようなのです。
 私たちの腸の長さは、大腸と小腸を合わせて約7.5m。便秘の状態はその中に不要な老廃物が溜まっているということなのですが、腸には有害なものと無害なものを分別する機能がありません。便秘の時に肌が荒れるのは、便が腐敗し悪玉菌を発生し、腸が有害物質を吸収してしまうからなのです。それにより免疫力が低下し、肌トラブルだけでなくさなざまな体調不良をも引き起こしてしまうのです。

腸内環境を整える「◯◯食品」
 腸内には、「善玉菌」と「悪玉菌」が存在します。善玉菌は年齢とともに減っていくのに対し、悪玉菌は増える一方だといわれています。腸の悪玉菌が多いほど大腸がんのリスクは高くなるといわれ、最近では日本人の大腸がんの罹患率が急速に増加しているといわれています。そうしたリスクをできるだけ回避するために習慣的に取り入れたいのが、「発酵食品」です。発酵食品は、もともとある体に良い成分を増やす働きや、善玉菌を増やす働きがあります。善玉菌が腸内をキレイにしてくれると、血液がサラサラになりホルモンが活性化され、美肌効果や肩こり、偏頭痛の改善が期待できるのです。また、発酵食品は抗酸化作用が高く、アンチエイジングに役立ってくれる嬉しい側面も。毎日の食事で発酵食品を賢く摂れば、一年中美肌と健康が手にはいります。

【善玉菌】消化吸収を助け、有毒物質から腸を守り健康にしてくれる。
【悪玉菌】おならの元となるガスや有毒物質などを作り出して、腸を老化させる。

効果的な発酵食品の取り方とは
 スペインのグラナダ大学の研究によると、腸内環境をよくするためには、1種類の発酵食品の摂取よりも多種類の発酵食品が効果的ということがわかっています。漬け物、キムチ、納豆、チーズ、ヨーグルトのほか、塩麹や味噌などの発酵調味料も上手に取り入れて、カラダの中から若々しい肌をつくりましょう。

発酵食品:ヨーグルト