小顔の大敵「たるみ」の原因は筋膜の癒着!?
大人女性がだんだんと気になってくるフェイスラインの崩れや頬の毛穴の開き…。これらはいわゆる「たるみ」と呼ばれ、ハリや弾力を失った状態を指します。肌のたるみは顔を大きく見せたり、長くのっぺりとした印象を与えてしまうこともあり、小顔の大敵ともいえるでしょう。この「たるみ」の原因として筋膜の癒着による顔のコリが大きく関係しているといわれています。
「筋膜」とは、全身の筋肉を包み込んでいる薄い膜で、コラーゲン繊維と少量のエラスチン繊維でできています。顔には50以上の筋肉が張り巡らされていて、筋膜同士や筋膜と筋肉、筋膜と他の組織が癒着し硬直することで「こり」のような状態になります。これにより顔の筋肉の動きが悪くなり、たるみにつながってしまいます。
毎日たった1分のエクササイズで印象を変える
この顔のこりをほぐす簡単な方法を紹介します。
- まず、左耳の下のフェイスラインに沿って人差し指、中指、薬指の3本を当て、歯をぐっと噛み締めるようにしてください。内側から筋肉が盛り上がるのを感じると思います。
- そこに手のひらをぐっと押し当てるようにします。
- 「あ・い・う・え・お」と5秒ずつ、手のひらを押し返すように口を大きく動かします。「お」の時は、くちびるで前歯を覆うようにする(鼻の下が伸びる)のがポイントです。
- 右側も同じように繰り返します。
いかがでしょうか?ぜひ片側を終えた時に左右の違いを見比べてみてください。フェイスラインがきゅっと上がっているのを実感できるのではないでしょうか。毎晩のスキンケアタイムに加えて、メイク前にも取り入れることで顔のくすみ解消にもつながります。
最近では、テニスボールを使った体の筋膜リリースもよく紹介されているので、すでに日々の健康やダイエットのために筋膜を意識されている方もいらっしゃるかもしれません。この顔のエクササイズも手のひらの代わりにテニスボールを使って行うことができますので、お持ちの方はぜひ試してみてください。