ほうれい線を改善するには

Pocket

ほうれい線のある顔のイラスト

ふとした時に鏡に映った顔や、家族や友人と撮った写真を見た時などに、思っていた以上にくっきりと刻み込まれたほうれい線が気になったことはありませんか?年齢とともに深くなっていくほうれい線は、見た目の印象を変えるため、日頃から念入りにケアをしたい部分の一つです。
ほうれい線の根本的な原因は肌のたるみで、表情筋が衰えたり、コラーゲンの劣化や減少などによってハリや弾力を失い、頬を支える力が低下することでシワが深くなっていきます。たるみは、乾燥や紫外線、水分と油分の潤いバランスの影響も大きく、また、太ったり痩せたりを繰り返すことも、シワやたるみが増える原因になります。一度深く刻まれてしまったほうれい線を完全に消すことは難しいかもしれませんが、日々の丁寧なお手入れによっては、目立ちにくくしたり、進行をゆるやかにすることができます。
気になっている方は、できることから毎日のケアに取り入れてみましょう。

1 スキンケアの基本中の基本!保湿ケアは季節に関係なく念入りに
水分と油分の潤いバランスが取れた肌は、シワになりにくく、反対に乾燥した肌ほどシワになりやすいので、潤いを保つ保湿ケアは季節に関わらず大切です。肌の栄養を補ってくれたり、ハリを保つ成分が配合された美容液を使うのもおすすめです。スキンケアを塗布する際は、ほうれい線を持ち上げるようにしたり、頬を膨らませてほうれい線を伸ばすようにして、美容液やクリームを塗りこむようにしましょう。たるみが気になるからといって、力を入れて押し上げたりするのは禁物です。優しいタッチで肌に触れるようにしましょう。

2 筋肉のコリを優しくほぐす
顔の中央にある筋肉は、普段の表情ではほとんど動かず、コリが溜まってしまうと重みとなって下に下がり、ほうれい線の要因につながります。保湿クリームを塗った時に簡単マッサージを加えて、コリを優しくほぐしていきましょう。

  1. 小鼻の少し上辺り(下のイラスト参照) に中指の腹を当てて、優しく押します。少し痛いと感じる方もいるかもしれませんが、力を入れずに優しく押す程度で大丈夫です。
  2. 次に、頬骨の下に人差し指、中指、薬指を当て「3秒押したら指を耳の方に少しずらしてまた3秒押す」を繰り返しながら、耳の手前まで押していきます。この時点で顔がポカポカするのを感じる方もいるかもしれません。
  3. 口角の真横の辺りからほうれい線に沿って、下から上へ中指で押していきます。
  4. 手のひら全体でフェイスラインから頬を包み込むようにし、顎から額の方へ引き上げます。

手順1の「小鼻の少し上辺り」を示すイラスト

3 「たるみにくい生活」を心がける
規則正しい生活や栄養バランスの整った食事、質の良い睡眠は、「たるみにくい生活」を心がける上でとても大切です。太ったり痩せたりを繰り返さないように適正体重を保ったり、喫煙やアルコールの過剰摂取にも注意しましょう。そして、よく笑うことで表情筋を動かすことも大切ですので、意識的に笑顔を心がけ、明るく前向きな気持ちで毎日を過ごしていきましょう。

オートファジーと5-ALAについて

Pocket

自分の細胞を食べるオートファジー?とは!

「オートファジー」のことをご存知ですか?オートファジーとは、日本語で「自食作用」という意味ですが、自ら自分の体を食べるわけではなく、正確には、細胞が自らの一部を分解して、新しい部品として再利用する仕組みのことです。私たちの体の細胞は、いつまでも元気なわけではなく、いずれ衰えてきます。しかし、このオートファジーの働きで細胞内の古くなった部品を分解し、新陳代謝によって新しい細胞へと生まれ変わらせる働きをします。また、細胞の中に現れる有害な物質を除去してくれます。

オートファジーの働きのイメージ図

わたしたちの細胞の中には、ミトコンドリアを始めとする細胞小器官が存在しますが、これらすべてがオートファジーの対象となり分解され、新たな部品に置き換えられます。特にミトコンドリアは、発電所の役割を担っていて、このミトコンドリアが壊れると「活性酸素」が漏れ出して細胞を傷つけたり殺したりします。ここにオートファジーの仕組みが働くことで、壊れたミトコンドリアを狙い撃ちして活性酸素の発生を抑えてくれます。また、細胞内に侵入した病原体もやっつけてくれるので免疫機能に対してもとても重要な役割を果たしています。

オートファジーは免疫力をアップさせて健康寿命を延ばすなど、体内の組織を健康に保つために重要な働きをしてくれますが、十分に食べ物を食べた状態ではあまり機能してくれません。元々オートファジーは、細胞が強いストレスを受けた際に生き残れるように体内に組み込まれたシステムで、細胞が飢餓状態になったり低酸素状態になったときにこそ、働きが活発化します。つまり、空腹の時間が長く続くとオートファジーの活動が活発になり、体の中にあるものを利用して新たにタンパク質を作り出します。満腹の状態ではオートファジーがあまり機能せず、空腹の時によく働くということで、昔から言われている「腹八分ぐらいで抑えるのが体にいい。」というのは理にかなっていますね。

食事、運動、睡眠でオートファジーを維持

オートファジーの機能を高めるためには、食事と睡眠が大切です。満腹状態では血中にアミノ酸がたくさんあり、オートファジーが抑えられるので、夕食を食べてすぐに寝るとオートファジーの活性を妨げます。夕食を食べてから寝るまでは時間を空けて、寝ている間に空腹な状態を作ることが重要です。また、よく眠り適度な運動を心がけ、脂っこい食事を控えて腹八分目程度で抑えることも、オートファジーの機能を維持させてくれます。

5-ALAもオートファジーに一役かっている!

5-ALAは体内で作られるアミノ酸の一種ですが、いくつかのアミノ酸自体がオートファジーを抑制的に制御することは古くから知られいます。5-ALAもそのうちの1つで、高知大学の研究によるとオートファジーを誘導し、ミトコンドリアの保護作用のある安全な成分として論文発表されています。

オートファジーの仕組みを解明した功績でノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典栄誉教授の研究ですが、それ以外にもまだまだ解明できていないことがたくさんあります。アメリカでは、オートファジーの仕組みを病気の治療に役立てようという応用研究が進んでいたり、まだまだ可能性が広がっていく分野なのです。

美容にも効果的なマインドフルネス

Pocket

心と脳を整えるマインドフルネスについて、近年特に目や耳にすることが多くなったと感じているかもしれません。それだけ私たちは日々ストレスの多い社会で暮らしているのだなぁと感じずにはいられないのですが、このマインドフルネスの考え方は決して脳と心だけに効果をもたらしてくれるものではなく、心と肌のつながりを感じることで、ストレスフリーの美肌へと導いてくれるものでもあります。ストレスから吹き出物や肌トラブルを起こしたり、暴飲暴食や睡眠不足を引き起こした結果、肌が荒れて気持ちが落ち込んでしまったりと、きっと心当たりがあるのではないでしょうか。そうした不調知らずの健やかな肌を手に入れるために、できることから実践してみてはいかがでしょうか。

洗顔しているイラスト

ララ・ソロモンが提案するマインドフルネス美容のススメ

メイク落としや洗顔時に
メイク落としや洗顔をする時、ささっと洗って済ませていませんか?もしそうであれば、両手の中指と薬指の腹を使って丁寧に洗うことを心がけてみましょう。顔の中心からフェイスラインや首、髪の生え際まで、くるくると円を描きながら今の肌の状態に意識を向けてみてください。きめ細やかな泡洗顔もおすすめです。ふわふわとした心地良さを感じながら、泡をつぶさないように毛穴の一つ一つを洗うような意識で洗ってみましょう。

化粧水は何度かに分けて
化粧水を付ける時、普段はコットンを使っている方ももし不快でなければ、手で優しく肌に触れて化粧水をつけてみましょう。顔全体に付けられる量を一度に手に取らずに、頬→額→顎・フェイスライン→Tゾーン・小鼻→目の周り→首の順番に、都度化粧水を手に取って、触れている場所に集中して付けていきます。全体になじませたら、最後に両手のひら全体で顔を包み込むようにして、ご自身の心地良い肌を感じてみてください。

クリームは優しく押さえるように
まずはクリームを額、両頬、顎に乗せていきます。顎に乗せたクリームを耳に向かってフェイスラインに沿うようになじませていきます。この時、こするようにするよりも、少しずつ押さえるように塗っていきましょう。頬も下から上に押さえるように。ほうれい線が気になる方は、下から上へと押さえるようにします。額も同様に、髪の生え際に向かってなじませましょう。

すべてに共通していえるのは、とにかく「今のその瞬間に集中すること」です。あれこれと雑念が込み上がってくるかもしれませんが、それに気づいてお手入れに集中することに気持ちを切り替えることができれば大丈夫です。また、好きな香り、心地良いと感じる香りのものを使用することも大切です。嗅覚と脳は密接に関係しているので、リラックスできると感じる香りのものがあれば積極的に取り入れていきましょう。

植物にも5-ALAが!

Pocket

植物でも働く5-ALA!

新型コロナウイルス感染症への感染抑制効果について話題になっている5-ALAは、実は植物にも含まれていて、植物が生長していくためにとても大切な働きをしているのをご存知ですか?私たちの体の中で作られる5-ALAは、鉄やミネラルなどと合成を繰り返し、ヘムやビタミンB12など様々な物質に姿を変えていきます。

植物にも存在する5-ALA

植物でも同じく植物の中で作られていて、植物の場合はミネラルの一種であるマグネシウムと組み合わさることで、植物の緑色の部分である葉緑素の原料になります。この葉緑素が増えると植物の光合成が盛んになり、丈夫で元気な植物になります。果実の場合は収量が増えて旨味も増えてくることから、肥料としても利用されています。

ALAサイエンスフォーラム発表資料より、お米の収穫量が向上したことを示すグラフ

光合成が活発になるので、あまり日の当たらない場所でも植物がうまく育ちます。また、根からの栄養吸収を高めてくれるので、通常なら枯れてしまうほどの低温や塩分の多い場所でも、5-ALAを与えるとたくましく育ってくれるのです。また、植林の定着率が上がるため、砂漠の緑化にも貢献できる可能性があると注目されています。

5-ALA配合肥料施用の、寒冷地におけるポインセチアの比較写真

除草剤の開発が発端

今では、肥料として利用されていますが、開発当初は全く逆で、5-ALAを使った除草剤の開発が行われていました。除草剤は毒性が強いことから、安全な除草剤の候補として5-ALAが使われていたのですが、実験中に枯らすはずだった植物に5-ALAの配合量を間違えて与えたところ、思いの外、植物が元気よく生えてきたのです。この思わぬ実験の失敗がきっかけとなり、5-ALAを肥料へと応用する研究開発が始まり、今では多くの農家さんや家庭園芸で利用され、海外でも高く評価されています。日陰の多い庭やベランダで植物をうまく育ててみたいという方は、5-ALA配合の肥料をぜひ試してみてはいかがでしょう。

黄ぐすみの原因と対策

Pocket

「なんとなく顔色が黄色っぽくなってきた」そう感じたことはありませんか?体調や季節によっても血色や肌色が変わってきますが、 以前よりも黄色くなってきたと感じていたら、それは「糖化」を引き起こしているかもしれません。まずは今のお肌の状態をチェックしてみましょう。

肌の「糖化度」セルフチェック表

チェックした数が多ければ多いほど、肌の糖化が進んでいる可能性が高いです。これらの項目は老化とも共通していますが、最初の3つにチェックを付けた場合は、特に糖化の進行を疑ったほうがいいかもしれません。

肌の「糖化」はどうして起こるの?

肌は主にタンパク質でできています。糖質は人間にとって欠かせない栄養素ですが、必要以上に摂取して余った糖とタンパク質が体内で結びつくと、タンパク質が硬くなり、弾力性や柔軟性が低下してたるみやごわつき、褐色化などを引き起こします。これが「糖化」と呼ばれる状態です。糖質と結びついた糖化タンパク質は劣化していき、「AGEs(終末糖化産物)」となって蓄積されて黄ぐすみの原因になるだけでなく、老化を加速させる原因にもなるといいます。

鏡でお肌の状態を見ている写真

「糖化」を防ぐには?

糖化の原因の一 つは、 糖質の摂り過ぎです。 甘いものを毎日たくさん食べる習慣があったり、炭水化物を食べ過ぎてしまう人は要注意で、糖化のリスクがより高くなります。また、急激な血糖値の上昇を繰り返したり、 慢性的な高血糖が続いたりしても、糖化は起こりやすくなります。糖化を予防するためには、まずはインナーケアを見直すことから始めてみましょう。 炭水化物 (糖質) を摂り過ぎない、ゆっくり時間をかけて食べること、GI値(【グリセミックインデックス】血糖の上昇スピードの指標)の低いものを選んだり、食べる順番を見直す(まずは野菜や汁物から、炭水化物は最後に)ことなどが効果的です。生活習慣を見直すことで、ハリや透明感のある肌を取り戻していきましょう。