5-ALA研究の第一人者、田中徹博士
独占インタビュー第二回

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5-アミノレブリン酸(以下、5-ALA)研究の第一人者である田中徹博士へのインタビュー後編(2回目)は、5-ALAの現状と未来についてお話を伺いました。
前編はこちら

田中徹博士とサステナブル・クルー株式会社代表取締役西屋が笑顔で並んでいる写真

【西屋】 現在、5-ALAはどのような分野で応用されていますか?

【田中】 医薬品の分野では、圧倒的にがんの可視化ですね。それから皮膚がんの治療がもう既に承認されて実用化されてまして、脳腫瘍と膀胱がんは保険適用になっているんですね。欧米では皮膚がんの治療薬として認められています。それは一応全てのがんが光るということになってますので、これはどんどん応用が広がると思います。

【西屋】 5-ALA自体が人に対してどのような作用をしますか?

【田中】 いろんなところに効くからよく勘違いされて、それは怪しいじゃないかって言われてるんですけど、やっていることはたった一つで、ミトコンドリアの活性化、 それだけなんです。

【西屋】 活性化することによって、様々なものに効果があるという理解でいいですか?

【田中】 そうですね。おおよそ歳をとって起こってくるような疾患とかは、ミトコンドリアの機能低下で説明できます。

【西屋】 ご自身で5-ALAを飲まれていて実感されているということはありますか?

【田中】 やっぱり皆さんと一緒で、睡眠というのがありますよね。睡眠の質が良くなるのと、それから二日酔いしないっていうのは、もう非常にお世話になってます。あとは変な話ですけど、爪が伸びるのがすごい早いですね。親父ゆずりで不整脈がずっとあったんですね。若い頃からずっとだったんですけど、飲み始めてから全くなくなりました。

【西屋】 現在、5-ALAが注目されていますが、こういう現状をどのように捉えてらっしゃいますか?

【田中】 僕はずっと、「ミトコンドリアの活性化」、今でもそれがメインであるのは間違いないと思うんですけども、ひょっとしたら今の高度な免疫ができる前の最古の自然免疫、太古の免疫のシステムの一つじゃないかなってことを想像してるんですね。これは全くの妄想の段階ですけども。

【西屋】 田中さんのこれからの夢は何でしょう?

【田中】 今、我々の袋井の工場一つでしか「もの」(5-ALA)を作れてませんから、やっぱり安定供給のためには、複数の拠点を持つということが必要だろうと思います。それから、研究に関しても一人でできる範囲を超えてますんで、いろんな研究者と連携してできるような仕組みですね。仕組み作りができるといいなと思ってます。全てが順調というわけではないんですけど、いわゆる技術者は5-アミノレブリン酸の信者がですね、相当増えてきて、新しいアイデアがどんどん出てきています。どんどんその応用の範囲がですね。やっぱりこれ、伊達に生命の根源物質ではないなと。

【西屋】 田中さんにとって5-ALAとは何でしょう?

【田中】 「生命の根源物質」ですね。何度もめげかけましたよね。これ毒だ言われてみたり、そんなの怪しいとか言われたりしましたけど、最初に私以外の専門家のところに5-ALAがいっていれば、もっと発展したかもしれないわけですよね。それがたまたま私みたいな生化学の素人のところに来て、ひょっとしたらこういうことも分かってきたとかあってですね。それを見捨てるわけにはいかんですよね。それで必死でやってきたっていうのが36年ですかね。

【西屋】 しかし田中さんがいなかったら、もしかしたら5-ALA自体が知られていなかった可能性がありますよね。

【田中】 そうですね。ミネラルとの組み合わせっていうのは、今まで誰も思いついてないんですね。言われてみて当たり前のことなんだけど、誰もやってないですよね。それが全くのずぶの素人だったから、しかも発酵液(5-ALA含有)をそのまま畑にかけてみたからわかってきたことで、いわゆる一つの化合物に絞り込んできて、他の要素を抜いて評価するという今の薬を作るシステムでは、見落としてるものがたくさんあるのかもしれないと思いますよ。

【西屋】 今後また新しい5-ALAの研究が始まってくると思いますが、その時はまた色々お伺いさせてください。ありがとうございました。

田中博士のインタビューを抜粋してお届けしました。更に詳しいお話は以下の動画からご視聴いただけます。

動画 前編
動画 後編

春菊とフルーツの白和え

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春菊とフルーツの白和え

今月の食材:春菊
春菊にはβカロテンやビタミンCなどが豊富に含まれ、肌の老化防止や粘膜を丈夫にする働きがあり、免疫力アップの効果も期待できます。

【材料】

  • 春菊  1/2袋
  • 柿またはリンゴ 1/4個
  • 絹豆腐 200g
  • ☆砂糖  小さじ1
  • ☆醤油  小さじ1
  • ☆すりごま(白)  小さじ2

【作り方】

  1. 豆腐を8〜10等分に切り、耐熱容器に入れてラップをしないで600wの電子レンジで2分加熱します。
  2. 出てきた水を軽く切り、ザルの上にクッキングペーパーを2枚重ねて、豆腐を包むようにしてしばらく置き、粗熱を取ります。
  3. 春菊を1分ほど軽く茹で、1cmくらいに細かく切ります。春菊の水分もよく切っておきましょう。
  4. 柿(またはリンゴ)の皮をむき、薄切りにしてから1cm程度の長さに切ります。
  5. 2の豆腐をクッキングペーパーに包んで絞るようにして、さらに余計な水を切ったら、ザルで濾してボールに入れます。
  6. 5のボールに☆の調味料と春菊を入れ、よく混ぜ合わせます。
  7. 最後にフルーツを加えて、全体になじませるように和えたらできあがりです。

ポイント

豆腐の水切りをしっかりすることで、水っぽくなるのを防ぎ、素材の味を引き出すことができます。

レシピは、cookpad(クックパッド)で公開中です!
https://cookpad.com/recipe/7389757

情報誌をリニューアルしました

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ララ・ソロモンでは、お買い上げいただいた商品とともに、隔月に発行している情報誌をお届けしております。これまで発行していた「ビューティータイムス」は2023年1月より「ALAive(アライブ)」とタイトルも新たに生まれ変わりました。いままでの美容中心の構成から、健康に関する記事を織り交ぜたスタイルへ、性別を問わずに楽しんでいただけるニュースレターを目指しています。こちらのブログでもさっそく「ALAive(アライブ)」の記事を配信しております。弊社のアドバイザーを努めていただいているというご縁から、新たに田中先生のコーナーも作りました!

今日もだれかのために・・・皆さまに寄り添った情報をお届けしてまいります。
これからもララ・ソロモンをどうぞよろしくお願いします。

田中博士の5-ALA研究室

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田中博士の写真入りのタイトル画像

Q 5-ALAのサプリメントは、やはり水で飲むのがいいのでしょうか。

A 5-ALAは水溶性が高く、酸性—中性域ではとても安定していますので、水でなくてもジュースなどで飲んでいただくことができます。また、カプセルから中身を取り出して、ヨーグルト等と混ぜて飲んでいただいても問題ありません。ただし、配合している鉄分がカテキンと反応する恐れがあるので、お茶での服用は避けていただければと思います。

Q 今回、田中先生のお答えをうかがってカテキンについて調べてみたのですが、緑茶だけでなく、紅茶やウーロン茶にも含まれているんですね。今までほとんど何かしらのお茶で飲んでいたので、今後は気を付けようと思います。カテキンが含まれていない麦茶であれば問題ないですか?

A はい、麦茶は大丈夫です。緑茶、紅茶、ウーロン茶は同じ茶葉から作られていて、発酵度合いが異なるだけですので、いずれもカテキンを含んでいます。カテキン自体は身体に良いものなので、お茶は楽しみつつ、5-ALAサプリメントを飲む時だけは気をつけていただけたらと思います。

田中徹博士
世界で初めて5-ALAの大量生産を成功させた、ネオファーマジャパン株式会社のチーフサイエンティスト。
サステナブル・クルー株式会社のアドバイザーも務める。

保湿のチカラ

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保湿された肌

一年で一番乾燥する季節を迎えていますが、お肌の調子はいかがですか?
今日は実際に効果を実感した肌ケアのお話をしたいと思います。

ちょうど秋から冬に移り変わる頃、突然肌の調子が乱れ、これまでに経験したことがないくらい不調を感じたことがありました。ニキビができるような年齢でもないのに吹き出物が次から次へとでき、加えてくすんで透明感がまったくないという、鏡を見るのが億劫になってしまうような状態が一ヶ月ほど続いていました。この状態をなんとかしなくてはと、これまで見聞きしたことや思いついたことをいろいろと試しまして、たとえば、いつもより高価な化粧品を使ってみたり、古い角質が原因かと思い洗顔ミトンでマッサージしてみたり。リキッドファンデーションもやめてみたし、肌に良いと言われる食材を意識的に取り入れてみたりもしましたが、まったくと言っていいほど効果はなく…。皮膚科で専門家に診てもらおうと思いつつもなかなかそんな時間も取れず、しばらくすれば良くなるかなと半ば諦めに入っていた時でした。ふと初心にかえり「保湿を極めてみよう!」と思ったのです。

朝はなにかと時間がないので、夜の保湿ケアを徹底してみることに。いつも通りの洗顔後、ドラッグストアで購入した高保湿(と書かれた)シートマスクで10分パックした後、いつもの化粧水を手に取って顔と首を保湿。そしていつもの保湿クリームを塗るという、”いつもの”ケアにシートマスクを足しただけなのですが、これがなんと効果てきめん!4日目くらいから肌が柔らかくなったことに気がつき、一週間ほどすると肌色が明るくなってきたような気がしました。このケアを徹底して2週間経った頃には、すっかり肌荒れに悩む前の状態まで回復し、その後もこのケアを続けた結果、肌の調子は良い状態が続いているように思います。

肌トラブルが起きた時、どんなケアが合うのかは人それぞれだと思いますが、保湿はスキンケアの基本ということを身をもって体験した出来事でした。
今は乾燥による肌トラブルが起きやすい季節です。ぜひ基本の保湿は大切に、ご自身のお肌を労ってあげてください。