紫外線のピークは去ったものの、肌に取り残されたくすみやシミ、しわ、たるみ…。年齢を重ねれば重ねるほど新陳代謝は鈍り、肌のターンオーバーは乱れ、あの頃のハリや透明感のある肌は遠ざかっていくばかり…と思って諦めていませんか?確かに年齢を重ねることで肌の状態は変わっていくものですが、適切なお手入れを心掛ければ、10歳も20歳も若く見える肌を手に入れることはそんなに難しいことではありません。
特にこの季節に感じやすい「くすみ」は、特別なものを使うことなく、日々のケアでちょっとしたことを意識するだけで改善することができます。簡単にいえば、くすみの原因を取り除いてあげれば良いのです。
くすみの原因とは
くすみの原因は、人によってさまざまですが、主な原因として加齢によって新陳代謝が鈍くなり、肌の生まれ変わりがスムーズにできていないことにあります。新陳代謝が鈍くなると血行が悪くなり、肌のすみずみまで必要な栄養が行き渡りにくくなります。そのため肌の生まれ変わりがスムーズにできなくなり、肌の表面には古い角質層が重なって残った状態を引き起こします。肌の生まれ変わりは、20代では28日周期といわれていても、30代以降になると45日ほどかかってしまうことも。肌の表面が古い角質層で覆われていると、スキンケアの潤いが内側まで浸透しにくくなり、乾燥した状態になります。
つまり、肌全体の栄養が潤いが足りず、くすみを引き起こしてしまうのです。
くすみを解消するには
1. 生活習慣を見直す
基本的なことですが、バランスのとれた食事、質の良い睡眠、適度な運動は必要不可欠です。食事は肌の内側からの栄養になります。また、普段からデスクワークが多いなど運動量が少ないという方は、一駅歩いてみるなどちょっとした運動が血行を改善し、新陳代謝を上げることにつながります。少し身体を動かすだけでよく眠れるようになる方もいるといいます。運動をする際には、水分補給もたっぷりと。
2. 週に1、2回のスペシャルケアを習慣に
肌表面に残る角質層を取り除いてあげるためには、ピーリングやシートマスクなどのスペシャルケアがおすすめです。肌表面で固くなってしまった角質層を柔らかくするので、スキンケアも浸透しやすくなります。肌が潤いで満たされると、くすみが解消され、透明感やツヤを感じることができるでしょう。スペシャルケアのあとは、しっかりと保湿してくれるスキンケアでのお手入れを忘れずに。