腸の弱い人は風邪をひきやすい!
免疫力を高めるALAの働き

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腸の弱い人は風邪をひきやすい
秋の気配を感じる前に一気に冷え込んできましたが、空気が乾燥するこれからの季節は、風邪やインフルエンザにかかりやすくなりますね。とくに年齢を重ねると免疫力が落ちてくるため、「若い頃より風邪をひきやすくなった」という方が増えてきますが、一般的には若くても腸の弱い人は、免疫力が低く風邪をひきやすい傾向にあるようです。ウィルスに負けない体を作るためには、免疫力を高めることが大切です。

そもそも「免疫力」とは、どのようなものなのでしょう?
私たちが生活する空気中には、いたるところに様々なウィルスや病原菌が存在しています。これらのウィルスや病原菌の侵入を防いだり、外敵や体内の有害物質と戦う力が「免疫力」です。
私たちの体の防衛機能はとても優れていて、この免疫力を維持するためにいくつもの免疫細胞が連携しながら働いています。

免疫細胞は大きく分けると2種類あり、1つ目は「自然免疫」と呼ばれ元々備わっている免疫です。自然免疫の中でも有名なナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、ウィルスに感染した細胞や体内で発生した悪い細胞の有無を、全身をパトロールしながらチェックし撃退する重要な役割を担っています。

2つ目は「獲得免疫」と呼ばれ、体内でウィルスなどが悪さをしたときに戦う役割を果たします。風邪をひいた時に熱が出るのは、体内でこの獲得免疫が戦っているためなのです。

そしてこれらの免疫細胞の70%は腸に集中しています。そのため腸の弱い人は、免疫力が下がり風邪をひきやすくなるのです。

免疫力を高めるALAの働き
さてALA(5-アミノレブリン酸)も細胞の中にあるミトコンドリアの機能を強化することで免疫力を高めるアミノ酸です。
サプリメントなどで外部からALAを摂取するとUCPと呼ばれる体温を上げるタンパク質が増えていきます。基礎代謝が上がり体温が上がると免疫力が高まり、外部からのウィルスの侵入を予防できるようになります。

正確にはALAそのものに作用があるわけではなく、ALAに鉄が結合したりして体内で「ヘム」と呼ばれる物質に変わっていきます。このヘムが体内で酸素を運搬したりエネルギーを生産したり、代謝を促したり活性酸素を分解するなど、重要な機能の全てに
関わっています。ALAはこのヘムを生産できる唯一のアミノ酸で他のアミノ酸とは一線を画しています。

免疫力を上げて風邪から身を守るには
免疫力を上げて風邪などのウイルスから身体を守るのに効果的な方法をご紹介します。

■ 腸内環境を整える
免疫細胞の70%は腸で作られています。そのため常に腸内環境を良い状態に保っておくことがとても重要です。
腸内環境を整えるのに有効なのは、乳酸菌やビフィズス菌を含むヨーグルトを食べること。その他には、味噌や納豆、チーズなどの発酵食品を食べたり、植物繊維やオリゴ糖が多く含まれるごぼうや大根、レンコンなど食事に摂り入れるのもお勧めです。

■ 体温を高く保ち血流を良くする
体温が下がると免疫力が低下するので、体温を高く保って血流のいい状態を保つことが大切です。
ウォーキングなどの体を温める運動をしたり、入浴したり、ALAを摂取したりして体を冷やさないようにすると、免疫細胞が体内で活躍してくれます。

■ ストレスを溜めない
ストレスが溜まると免疫細胞が減ってしまいます。腸の調子を整えるには、心をリラックスしてたくさん笑うことを心掛けましょう。

■ 質の高い睡眠をとる
寝ている時はとても多くの免疫細胞が生成されます。ただ睡眠時間を長くするというわけではなく、質のいい睡眠をとることが大事です。できる限り明かりを少なくして、規則正しく深い睡眠がとれる環境を作りましょう。

これから寒さが一段と増していきますので、風邪やインフルエンザが流行する前にしっかり予防して過ごしましょう。

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