普段化粧水をつける時、コットンを使っていますか?
それとも手で直接つけていますか?
美容雑誌などでもたびたび取り上げられるこのテーマに関しては、美容家でも答えはまちまちです。手の温度で化粧水が肌に浸透しやすくなるから手でつけるのがおすすめという方がいたり、手だと化粧水が温まり、収れん効果が下がるということから、コットンの使用をおすすめしたり…と、本当に人それぞれなのです。
私は朝晩のスキンケア時には、手でつけるようにしています。それは、乾燥肌が気になるので肌の状態を確かめながら、しっかりと肌に密着させて浸透させたいからです。しかし、化粧水の浸透をよくするための化粧水(ブースター、トナーと呼ばれているもの)をつける時は、コットンを使うようにしています。その化粧水の役割として、古い角質や肌表面の汚れを取り除く機能をもっているため、コットンのほうが使用しやすく心地良いからです。また、週に数回は、コットンに化粧水をたっぷり染み込ませたものでパックもしています。
個人的に思うのは、『コットン』と『手』、どちらが正しいかということではなく、「どちらが心地よく使えるか」が大切だと思っています。いくら美容家に効果が感じられる方法といわれても、お手入れする本人が心地良くお手入れできなければ、スキンケア時のリラックス効果は軽減し、それによりスキンケア自体の効果も変わってくると考えているからです。
少し観点が違いますが、好きな香りのものでお手入れする場合と、嫌いな香りでお手入れする場合では、脳に送られる信号が違うので、スキンケアの効果にも差が出てくるという話を耳にしたことはありませんか?
心地よくお手入れできる方法で、自分自身の肌と向き合うこと。その上で、製品の特徴やその日の肌のコンディションで選んでもいいと思うのです。それがまず、美肌を手に入れるために大切なことではないかと思っています。