デスクワークで凝り固まった肩周りをほぐすオフィスでできる「椅子ヨガ」
デスクワークが長く、同じ姿勢で座り続けると肩周りが凝り固まってしまいます。たまには、背中にピッタリくっついた肩甲骨を剥がし、肩周りをほぐしていきましょう。
肩と腕をつなぐ役割をする肩甲骨ですが、腕と肩の付け根の部分から背中に向けて二等辺三角形の形をしています。この肩甲骨は、鎖骨とつながっているだけの、浮いているような状態の骨。ですから体の外側に開いたり、背中側に寄せたり、上下に動かせたり、回せたり、と自在な動きができるのです。
ところが、デスクワークなどで前かがみの姿勢ばかりを取っていると、肩甲骨は、開いたまま戻ってこられなくなったり、猫背によって肩甲骨が上がりっぱなしの状態になり、本来可動域の大きな肩甲骨の動きがだんだん小さくなってきます。すると周辺の筋肉も血行不良に陥り、長く筋肉の緊張状態が続くと筋肉に尿乳酸が溜まり、肩こりの原因になってきます。
デスクワークが長く、肩がガチガチ。まるで肩甲骨がぴたっと背中にくっついている気がする……。
そんな方には、椅子に座ったままできるお手軽ヨガで、肩周りをほぐしながら肩甲骨の可動域を少しづつ広げていくようにしましょう。
仕事の合間や休憩時間など短時間でリフレッシュできますのでぜひお試しください。
- 両足を軽く開き背筋を伸ばして椅子に座ります。
- 両手を頭の上にあげ、手と肘を組み息を吸いながら背筋を伸ばします。
- 息を吐きながら右側に倒します。この時、胸が正面に向くように意識して体が前に倒れないように注意しましょう。
- 息を吸いながら元に戻します。
- 息を吐きながら反対、吸いながら元に戻します。
- 両手を降ろします。
- お尻の後ろで手を組みます。
- 肩甲骨を内側に寄せながら胸を広げます。手が斜め下に引っ張られるように意識しましょう。
- 大きく息を吸って吐きながら上体を前に倒します。余裕があれば手を天井の方にあげてみます。
- 息を吸いながら上体を元に戻します。
- 息を吐きながら手を解放します。
Youtubeで紹介しています。
URL:https://youtu.be/SGU2rmrDIIY
協力:ヨガ・ピラティス専門スタジオ ヨギフィール