植物からスマホを充電!ALAが応用できるかも!?

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【ALA(5-アミノレブリン酸)をご存じない方はまずこちらをお読みください】
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ALA(アラ)は、動物や植物の中にあるミトコンドリアで作られるアミノ酸の一種で、生命を維持するためのエネルギー産生に欠かせない成分です。
人や動物の体内では動くために必要なエネルギーの元を作ったり、血液の元になります。またALAがエネルギーの元を作る際に副産物として代謝水が生まれます。この代謝水が若々しくみずみずしいお肌を保つ重要な働きをします。一方植物体内では、葉緑素の原料となり光合成を向上することで、葉や根の生長が促進され、収量や糖度がアップするなどALAの働きは多岐に渡ります。
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植物からスマホを充電
今、植物の光合成を利用して発電ができる「Bioo Lite」という植木鉢が注目を集めています。
見た目は普通の植木鉢ですが充電用のUSBケーブルが搭載され、スマートフォンやタブレットなどの電子デバイスを充電することができるというものです。
植物は太陽の光を受けて二酸化炭素と水から、光合成を行いますが、この植木鉢は植物が光合成を行う時に生成される水素と酸素を化学反応させて電気を生み出します。光合成が盛んに行われる植物を植えると生み出される電力も多くなります。

スマホを充電できる植木鉢Bioo Lite

スマホを充電できる植木鉢Bioo Lite(出典:Indiegogo)

この植木鉢の発電能力は出力が3.5V、0.5Aと少し頼りないですが、植物が生きるために自然に行う光合成を利用するので環境にも優しく、電力消費を抑えてくれる一助になりそうです。

ALAを使って更に充電効率をあげられるかも!?
ALAは植物体内で、光合成を向上させますが、この植木鉢で育てている植物にALA配合の肥料を与えると充電能力も高まる可能性があります。下記の動画は、ALA配合肥料を使った生長比較の実験映像です。
生長の違いが良くわかるのでぜひご覧になってください。

【ALA配合肥料生長比較動画/36秒】

すでにALAは、健康、医療、美容、農業と幅広い分野で応用活用されていますが、このようなバイオエネルギーの分野にまで応用できる未来もそう遠くないかもしれません!

【Bioo Liteの詳しい情報はこちらから】
Bioo Lite – Charge your Phone with the Power of a Plant
https://www.indiegogo.com/projects/bioo-charge-your-phone-with-the-power-of-a-plant#/

ALAの不思議な魅力
-植物にも存在するALA-

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植物の中で働くALA
家庭菜園をはじめるいい季節になってきました。最近では室内でも気軽に育てられる水耕栽培のキットなども充実していますので、自宅で手作り野菜を作ってみてはいかがでしょうか。

さて、私たちの体の中で重要な働きをするALA(5-アミノレブリン酸)が実は植物にも含まれていて、植物が生長していくためにとても大切な働きをしているのをご存知ですか?
ALAは私たちの体の中で、鉄やミネラルなどと合成を繰り返し、ヘムやビタミンB12など様々な物質に姿を変えていきます。最近では、体内の糖代謝を高めて血糖値を下げるという研究結果が発表され、ますます注目されるようになってきました。植物の場合もALAはマグネシウムと組み合わさることで姿を変え、光合成に欠かせない葉緑素の原料へと変化します。

光合成が活発になって植物が丈夫に!
ご存知のように、葉緑素は植物にとって血液のようなもので、植物が生長していくためには欠かせないものです。植物は、太陽の光と水と二酸化炭素を使って光合成を行い、酸素や糖を作り、生長していきます。もともとALAは、植物の中でも作られていますが、外から与えることで糖の流れを促し、光合成をさらに活発にしてくれます。光合成が活発になることで植物は丈夫で元気になり、果実の場合は収量が増えて旨味も増すことから、ALAは肥料としても利用されています。

ALAを与えると光合成が活発になるので、植物の苦手なあまり日の当たらない場所でも驚くほど植物がすくすくと育ちます。また、根からの栄養吸収を高めてくれるので、栄養状態が良く、丈夫で元気な植物に育ちます。通常なら枯れてしまうほどの低温や塩分の多い場所でも、ALAを与えるとたくましく育ってくれるのです。

ALA誕生のキッカケは除草剤の開発から!?
植物の生長を支えてくれるALAですが、もともとは肥料として開発されていたわけではありません。ALAの植物に対する研究が初められた頃は、毒性の強い除草剤に対して、土壌に残らない安全な除草剤として開発されていました。ところが、実験中に枯らすはずだった予定の植物にALAの配合を間違えて与えたところ、思いの外、植物が元気よく生えてきたのです。この思わぬ実験の失敗がきっかけとなり、ALAを肥料へと応用する研究開発が始まりました。今では、多くのプロの農家さんに使用され、海外でも高く評価されています。

家庭菜園やプランターで野菜を育てる場合は、ぜひALA配合肥料をおすすめします。植物はALAの効果が目に見えやすいので、楽しみが増えますよ!

◎ALA(5-アミノレブリン酸)について
体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー産生に関与するタンパク質の原料なる重要な物質です。しかし、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。焼酎粕や赤ワイン、かいわれ大根れなどの食品にも多く含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。