新型コロナウイルスの感染が広がる中、よく言われているのが「バランスの良い食事と質の良い睡眠、規則正しい生活で免疫力を高めましょう!」というものではないでしょうか。免疫力を高めると感染しにくくなる、などともいわれていますが、そもそも「免疫力」とは一体何を指しているのか疑問に思ったことはありませんか?
免疫力とは…?
免疫力とは、一言でいうと「病気などに対抗して身体を守ろうとする力」のことです。つまり、免疫力が高まると病気に罹りにくくなります。私たちの周りには、常に様々な種類のウイルスや菌などがありますが、免疫力が私たちの身体を守ってくれるおかげで、健康的な毎日を過ごすことができます。免疫力のピークは二十歳頃といわれ、その後は少しずつ低下していきます。若い頃よりも風邪を引きやすくなったと感じている方がいたら、免疫力の低下が原因かもしれません。簡単に今の状態をチェックしてみましょう。
免疫力を高める「ヒートショックプロテイン(HSP)」とは?
食事や睡眠法など、様々な免疫力を高める方法が取り上げられていますが、ヒートショックプロテイン(HSP)をご存知でしょうか。HSPとは、傷んだ細胞を修復する働きを持つタンパク質のことです。また、免疫細胞の働きを強化したり、乳酸の発生を遅らせるなどの力も持っているので、HSPを増やすことは身体を元気にすることにつながるのです。HSPはその名前の通り、ヒートショック、つまり身体に熱によるストレスが加わることで体内で作られる量が増加します。熱によるストレスというと難しく聞こえるかもしれませんが、いつもの入浴に一工夫加えるだけでHSPを増加させて免疫力を上げることが可能です。
HSPを増やす入浴法のポイント
- 入浴前の水分補給は忘れずに!
- 平熱から+1.5度アップを目指す(入浴前、入浴中に体温チェックを)
- 40~42度で20分間入浴
- 入浴後は冷やさない
- 2~3日に1回で効果あり。それ以上は身体が慣れてしまうためNG。
日々免疫力を高めて、感染症に負けない身体づくりを心がけて過ごしましょう。