冬でも必要な紫外線対策

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1年中降り注ぐ紫外線に要注意
 冬になると夏のように強い日差しを感じなくなるため、「紫外線ケアは夏だけで冬は特にしない。」という方も少なくないのではないでしょうか。しかし、冬の寒空の中も、紫外線は1年中降り注いでいます。
下のグラフは1年の紫外線量を記録したものです。肌の表面に炎症を起こし赤くなったり、日焼けの症状の原因になる「UV-B波」の量は、たしかに5月から9月のピーク時に比べて少なくなっていますが、肌の深部にまで達して肌細胞を傷つけたり、シミやシワなど老化の原因となる「UV-A波」の量は、1年を通して変化があまりないのがわかります。そのため、気付かないうちに紫外線の影響を受けてしまっているのです。
特にこの季節は、気温や湿度が低く、肌も乾燥しがちです。乾燥した季節に火災などが多いことからもわかるように、私たちの肌も乾燥している時ほど傷つきやすく、老化が進みやすくなります。しかし、肌の潤いが保たれていれば、紫外線や乾燥から肌を守ることが可能です。

肌の潤いを保つために日頃から心がけたいこと
①十分な保湿ケア
お手入れの最後には、両手で顔全体を包み込む仕上げを。より一層保湿効果が高まります。

②紫外線ケア
最近では、化粧下地やファンデーションにも紫外線カット剤が含まれているものが多いので、上手に活用したいものです。

③バランスの取れた食事と十分な睡眠
生活習慣は、健やかな肌の基本です。また、肌細胞が生まれ変わるといわれるゴールデンタイム(22時〜2時)を意識するようにしましょう。

体の中からも紫外線ケアを
健やかな肌には、内側からの栄養も欠かせません。紫外線を浴びることで、体内には活性酸素が発生します。この活性酸素こそが美容の大敵といわれ、シミやしわ、たるみといった肌老化の一因となります。この活性酸素を除去する働きがあるのが抗酸化成分です。

たとえば今旬を迎えている野菜ですと、強力な抗酸化力を持つβ-カロテンを豊富に含むニンジンがおすすめです。他にも、抗酸化作用だけでなく疲労を回復させる働きがあるアリシンという成分やビタミンCを豊富に含むネギも日々の食卓に取り入れやすいのではないでしょうか。

日々のお手入れと旬の食材を上手に取り入れて紫外線から肌を守り、厳しい乾燥の季節を乗り越えましょう。

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