身体のSOSのサイン?肌トラブルと体調不調について

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足裏の反射区で身体の状態がわかるように、実は顔も身体の縮図といわれるほど、内臓や心身の状態を映し出すことをご存知ですか?吹き出物、シミやシワなどの肌トラブルは、顔のどの場所に出ているかによって、弱っている内臓や毒素が溜まっていることを知らせてくれています。今のあなたの身体はどんな状態でしょうか?

こめかみから髪の生え際
毎日きちんと洗顔しているにもかかわらず、この辺りに細かい吹き出物ができる時には、主に肝機能の低下や、ストレスからくる精神不安定が関係していると考えられます。アルコールを控えて、好きな音楽や香りとともにリラックスする時間を積極的にもつようにしましょう。

口の周り
口の周りに吹き出物ができた時は、腸の不調が現れていると考えられます。暴飲暴食で胃腸に負担がかかっていたり、冷たいものや刺激物の取りすぎで弱っている可能性も。長引く場合には、慢性的な腸の疲れも考えれます。また、ほうれい線が深い人は腸が弱いという見方もあるそうなので、胃腸の調子を整えてくれる発酵食品を取り入れたり、胃腸に負担の少ない飲食を心がけるようにしましょう。

肌トラブルと体調不良について

鼻下からあご
この辺りはホルモンバランスの影響が出やすいと考えられています。つまり、婦人科系の機能が弱っているサイン。肌トラブルを改善するには、生殖器の働きにいいといわれるわかめやひじきなどの海藻類や、ホルモンバランスにいいといわれる大豆イソフラボンなどがおすすめです。

頬からフェイスライン
頬からあごにかけてのフェイスラインが乾燥している時には、呼吸器の不調が考えられます。呼吸器といっても、肺だけのことではなく、鼻やのど、気管支、皮膚呼吸をしている皮膚までもが含まれます。特にこの季節から春先にかけては、空気の乾燥によって、鼻づまりやのどの腫れなど呼吸器全般が不調に陥りやすいので注意が必要です。

美肌は、心身の健康があってこそ保たれるものです。肌のSOSに気づいたら、日々の生活や食事を見直す良いチャンス。内側から健やかな肌を整えていきましょう。

耳を塞ぎたくなるメタボの話

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メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドローム(メタボ)とは、内臓脂肪が多く糖尿病をはじめとする生活習慣病になりやすく、心臓病や脳などの血管の病気につながりやすい状況をいいます。
【日本人のメタボリックシンドロームの定義】 腹囲(臍部)が、男性85cm以上/女性90cm以上
その中で

  • ・最高血圧130mmHg 最低血圧85mmHg以上
  • ・中性脂肪150mg/dL以上
  • ・空腹時における血糖値110mg/dL以上
  • ・HDLコレステロール値40mg/dL以下

以上のうち2項目以上を持つ人をメタボリックシンドロームと診断します。

耳を塞ぎたくなるメタボの話

女性は50歳を過ぎるとメタボリックシンドロームのリスクが高まる?!
メタボというと、お腹周りの立派な男性の疾患と思われがちですが、最近の統計では女性も50歳を過ぎるとメタボ率が上がり、70歳をピークにリスクが高まるということがわかってきています。一方で、男性のメタボ率は50歳前後をピークに、その後は下がっていくといいます。
女性は、若い時には体重や見た目を気にして、ダイエットをしたり食生活にも気を使うのですが、歳を重ねるうちに手を抜くようになったり、子どもが独立し、昔ほど食生活に気を使う必要がなくなることなどから、偏りがちな食生活に陥る可能性が高いと考えられています。さらには、それまでずっと働きに出ていた夫が仕事を退職し、毎日家にいるという状況にストレスを感じる女性も少なくないそう。
メタボは、日頃の食生活や生活習慣を見直すことで予防できるので、「食事は腹八分目まで」「甘いものは日中に」「食後は10分でもウォーキング」など、無理のない自分ルールを決めて、メタボにならないように心がけてみてはいかがでしょうか。

秋冬こそ美白ケア

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「猛暑のピークも過ぎたし、紫外線対策や美白ケアはもう終わり!」なんて思っていませんか?ある化粧品メーカーが行った調査によると、秋冬になり紫外線対策や美白ケアを中断してしまう女性は4割もいるそうです。実は、美白ケアの差がつくのはこれから迎える秋冬だということをご存知でしょうか。

夏が終わる頃の肌には、強い紫外線の影響を受けて作られた、シミのもとである多くのメラニンが肌に残っています。美白ケアをしている時には、メラニンそのものが生成されるのを抑制し、シミを作る前に防ぐケアができていたのに、美白ケアを中断すると再びメラニンが活性化しやすい状態に。加えて、これから冬にかけて湿度がぐんと下がると肌は乾燥しがちになり、この乾燥状態がさらにメラニンを活性化し、シミを生み出してしまう要因となるのです。

シミをつくらない、秋美白ケアのポイント
1.しっかり保湿
紫外線をたくさん浴びた肌はダメージを受けて、肌内部の乾燥が進んでいます。少しでも早く回復するためには、肌をしっかりと保湿してターンオーバーを促進すること。これから気温や湿度が下がるとさらに乾燥が進むため、日々のスキンケアでたっぷりの保湿をしてあげるようにしましょう。

2.自分にあった美白アイテムを取り入れる
化粧品売場には多くの美白ケア商品が並び、どれを選んだらいいのか迷う方も多いのでは?美白ケアと一言でいっても、実はそれぞれアプローチが異なっています。「目立つようになってきたシミ」のケア、「これから出てくるシミ」を防ぐケアなど、気になるポイントや目的にあった美白アイテムを選ぶようにしましょう。

3.内側からのケアも忘れずに
美肌ケアには体の内側からのケアも大切です。ビタミンCとビタミンEには抗酸化作用があり、シミの原因となるメラニンの生成を抑制するという働きがあるため、シミの予防や改善に役立ちます。果物や緑黄色野菜、ナッツなど積極的に摂取し、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。食事では難しいという方は、自分に合ったサプリメントで補うのも効果的です。食事だけでなく、質の良い睡眠をとりストレスを溜めないようにすることも大切です。

秋冬こそ美白ケア

熱中症からカラダを守るために

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いよいよ夏本番を迎えるこれからの季節。誰でも、いつどこにいても熱中症にかかる危険性があります。しかし、熱中症は正しい予防方法を知り普段から気をつけることで防ぐことができます。暑さが厳しくなる前に知識を身につけて、この夏を乗り切りましょう。

Beauty tips

対策1 暑さに負けないカラダづくり

  • 適度な運動
  • 栄養バランスのとれた食事
  • 睡眠環境

普段から適度な運動を取り入れて、暑さに備えたカラダを作りましょう。無理なく続けて行える20~30分のウォーキングがおすすめです。また、栄養バランスのとれた食事もカラダづくりには欠かせません。就寝時には通気性や吸水性の良い寝具を使ったり、寝室の温度を調整するなど環境を整え、質の良い睡眠を心がけるようにしましょう。

対策2 日々の心がけや工夫で暑さをやわらげる

  • 気温と湿度を気にかける
  • 衣服を工夫して暑さを調整
  • 冷却グッズの活用

室内にいても、自分の環境の温度や湿度を気にかけるようにしましょう。衣服は麻や綿など通気性のよい生地や速乾性にすぐれた素材を選ぶことも大切です。冷却スカーフなどの便利グッズを取り入れて暑さをやわらげることもおすすめです。最近では100円ショップでも様々な種類のものを取り揃えているようです。

対策3 暑さから身を守る

  • 飲み物を持ち歩く
  • 休憩をこまめに取る
  • 暑さ指数(WBGT)を意識する

出掛ける時には、いつも飲み物を持ち歩くようにして、水分をこまめに摂取するようにしましょう。厚生労働省によると、一日1.2リットルの水分補給が◎。日差しの中に長時間いる時には、こまめに休憩を取るようにし、無理しないように心がけましょう。環境省の熱中症予防情報サイト(http://www.wbgt.env.go.jp/)では「暑さ指数(WBGT)を公表しているので、熱中症対策の指標として情報をチェックしてみることもカラダを守ることにつながります。

“セロトニン“を増やして心と体のバランスを整えよう

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「セロトニン」という物質の名前を聞いたことはありますか?
セロトニンとは、心身の安定やバランスをとったり、また睡眠や体温調節などにも関わる、脳の神経伝達物質の一つです。「幸せホルモン」などとも紹介されることもあります。
日頃から「セロトニン」を意識して生活している人は、そんなに多くはないかもしれません。しかし、意識するしないに関わらず、常に前向きで、いきいきと毎日を過ごしている人たちには一つの共通点があります。それは、「自然とセロトニン神経を活性化させて、脳内で十分なセロトニンを作りだしている」という点です。
反対に、セロトニンが不足すると次のようなことが起こりやすくなります。

たとえば…

  • イライラしやすく、怒りっぽくなる
  • やる気がでない
  • よく眠れない
  • 気分が落ち込みやすい
  • 疲れやすい

現代人は、慢性的にセロトニンが不足している人が多いといわれています。セロトニン不足の原因は、ストレスが多く生活リズムが不規則になりがちな私たちのライフスタイルにあるといわれています。また、近年うつ病や不眠症に悩む人が増加していることも、セロトニン不足を引き起こす生活習慣に一因があると訴える研究者も多くいます。

あじさい

今日から実践!セロトニンを増やす方法
健やかにいきいきとした毎日を送るために、セロトニンを効果的に増やす具体的な方法をご紹介します。

1. 太陽の光を浴びる
1日最低30分は太陽の光を浴びるようにしましょう。朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びます。太陽の光に含まれる紫外線にはビタミンDの生成を促す働きがあり、このビタミンDにはセロトニンの生成を助ける働きがあります。また、太陽の光を浴びることは、睡眠の質をコントロールする物質であるメラトニンの働きにも良い作用をもたらします。

2. リズム運動を行う
「歩く」「走る」といった意識しなくても一定のリズムを刻む軽い運動を日常に取り入れることもセロトニンを増やすために効果的です。ただし、運動を始めてから約5分後にセロトニンが活性化しはじめ、活性のピークは20分~30分後になるため、少なくとも15分以上は運動を継続することが必要です。長く続けられ、体への負担が少ない運動方法を選びましょう。

3. トリプトファンを含む食品を取り入れる
必須アミノ酸のトリプトファンは、セロトニンを体内で生成するために必要な栄養素のひとつです。トリプトファンは体内では十分な量が合成できないため、食事から取り込む必要があります。大豆製品や乳製品、赤身の魚や肉などに多く含まれていますが、簡単に補給できるものとしてはバナナがおすすめです。