“セロトニン“を増やして心と体のバランスを整えよう

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「セロトニン」という物質の名前を聞いたことはありますか?
セロトニンとは、心身の安定やバランスをとったり、また睡眠や体温調節などにも関わる、脳の神経伝達物質の一つです。「幸せホルモン」などとも紹介されることもあります。
日頃から「セロトニン」を意識して生活している人は、そんなに多くはないかもしれません。しかし、意識するしないに関わらず、常に前向きで、いきいきと毎日を過ごしている人たちには一つの共通点があります。それは、「自然とセロトニン神経を活性化させて、脳内で十分なセロトニンを作りだしている」という点です。
反対に、セロトニンが不足すると次のようなことが起こりやすくなります。

たとえば…

  • イライラしやすく、怒りっぽくなる
  • やる気がでない
  • よく眠れない
  • 気分が落ち込みやすい
  • 疲れやすい

現代人は、慢性的にセロトニンが不足している人が多いといわれています。セロトニン不足の原因は、ストレスが多く生活リズムが不規則になりがちな私たちのライフスタイルにあるといわれています。また、近年うつ病や不眠症に悩む人が増加していることも、セロトニン不足を引き起こす生活習慣に一因があると訴える研究者も多くいます。

あじさい

今日から実践!セロトニンを増やす方法
健やかにいきいきとした毎日を送るために、セロトニンを効果的に増やす具体的な方法をご紹介します。

1. 太陽の光を浴びる
1日最低30分は太陽の光を浴びるようにしましょう。朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びます。太陽の光に含まれる紫外線にはビタミンDの生成を促す働きがあり、このビタミンDにはセロトニンの生成を助ける働きがあります。また、太陽の光を浴びることは、睡眠の質をコントロールする物質であるメラトニンの働きにも良い作用をもたらします。

2. リズム運動を行う
「歩く」「走る」といった意識しなくても一定のリズムを刻む軽い運動を日常に取り入れることもセロトニンを増やすために効果的です。ただし、運動を始めてから約5分後にセロトニンが活性化しはじめ、活性のピークは20分~30分後になるため、少なくとも15分以上は運動を継続することが必要です。長く続けられ、体への負担が少ない運動方法を選びましょう。

3. トリプトファンを含む食品を取り入れる
必須アミノ酸のトリプトファンは、セロトニンを体内で生成するために必要な栄養素のひとつです。トリプトファンは体内では十分な量が合成できないため、食事から取り込む必要があります。大豆製品や乳製品、赤身の魚や肉などに多く含まれていますが、簡単に補給できるものとしてはバナナがおすすめです。

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