マヌカハニーとは?
前号では、ニュージーランドのみで採れる希少なマヌカハニーの持つ特別な効果や、どのように人々の生活に取り入れられてきたのかをご紹介しました。今回はマヌカハニーの選び方についてご紹介します。
マヌカハニー製品のほとんどには、「UMF」や「MGO」などが表記されており、それらはマヌカハニーの持つ特別な力の指標となっています。
「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」はマヌカハニーの抗菌活性力を示すために誕生した最初の規格で、UMFの数値はマヌカハニー特有の抗菌成分が同じ濃度の消毒薬(フェノール水溶液)と同等の抗菌力があることを示しています。たとえば、UMF10+のマヌカハニーはフェノール水溶液10%と同じ抗菌作用を持つという意味になります。数値が高くなるほど抗菌作用が強くなり、10+以上のものは「アクティブ・マヌカハニー」と呼ばれ、ニュージーランドでは医療現場でも使われているそうです。
一方で「MGO」は、マヌカハニーの抗菌作用を担う主要な成分が「メチルグリオキサール(MGO)」であることが発見された後にできた規格で、マヌカハニー1kgに含まれるメチルグリオキサールの量が数値化されています。たとえば、MGO100+のマヌカハニーには100mg/1kgのメチルグリオキサールを含んでいるということを示しています。
UMF:「抗菌効果」や「抗菌成分濃度」を数値化したものMGO:「メチルグリオキサール含有量」を示したもの
各研究報告によると、UMF10+(MGO100+と同等)のマヌカハニーは免疫力の向上や感染症の治癒促進、ピロリ菌などの細菌などに効果的であるとのことです。そのため、健康改善を目的にマヌカハニーを購入する場合は、UMF10+以上、または、MGO100+以上のマークが付いたものが良いそうです。しかし、数値が高いものほど収穫量が少なく価格も高くなるため、まずは続けやすいものを選び、サプリメントのような感覚で毎日取り入れてみるのはいかがでしょうか。
参考:日本マヌカハニー協会(http://j-manukahoney.jp/)