「前方トライアングル」で骨盤の正しい位置 を確認しましょう。
よく骨盤の歪みが原因で腰痛や体調不良を引き起こすといわれますが、骨盤とは、腰椎の下にある仙骨を中心に両脇に大きく広がる腸骨、それに恥骨や坐骨など複数の骨によって構成されています。それらの骨を結合する部分が、習慣的な悪い姿勢などによってずれたり、ゆるんだりすることが骨盤の歪みです。この骨盤の正しい位置を「前方トライアングル」を使って確認してみましょう。
- 足を腰幅に広げて親指の後ろ側から、腰をつかみ、そのまま手の人差し指が当たる出っ張った部分が上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)です。ここに手首を添えて親指と人差し指を結び三角形を作ります。この人差し指が触れている硬い部分が恥骨で手首を添えているところが上前腸骨棘です。
- この恥骨と上前腸骨棘を結んだ三角形が「前方トライアングル」です。この前方トライアングルを後ろに傾けると腰が丸まり猫背気味になります。
- 前方トライアングルを前に傾けると骨盤が前傾しています。
- 立った時にこの前方トライアングルが床と垂直になっていると、骨盤は正しい位置にある「ニュートラルポジション」です。
この「前方トライアングル」を日常でも意識することで猫背や腰痛の改善につなげていくことができます。ぜひ、正しい骨盤の位置を意識してみてください。
Youtubeで紹介しています。
URL:https://www.youtube.com/watch?v=3-J6MzAcxgCc-vPo