夏を迎えると「疲れやすい」「体がだるい」「やる気が起きない」「食欲がない」などの症状が出てくる方も多いかと思います。この夏特有のだるだは、暑さだけでなく、冷房など急激な温度変化に体が適応できていないことで起こります。
猛暑の屋外から冷房の効いた屋内に入る時などの急激な温度差は体力を消耗するだけでなく、そのストレスから自律神経がうまく働かなくなります。そして、自律神経の乱れから胃腸の不調や食欲不振、そして全身のだるさを招いてしまうのです。
私たちの体は汗をかくことで体温調節をしていますが、高温多湿な環境が続くと汗の出口が詰まり、汗がうまく体の外へ出ていかないという状態になり、体温調節がうまくいかなくなります。また、過剰に汗をかいてしまうのも体の水分不足を招き、不調の原因となります。加えて、暑さのせいでよく眠れず、一日の疲れを取ることができないことも夏のだるさの原因になっています。
それでは、どうしたらこのだるさを解消できるのでしょうか?
1. 一日3回の食事はきっちりと。
体のメンテナンスはまず食事から。栄養不足はスタミナ不足につながりますので、きっちりと食べることが重要です。特に夏野菜や暑い地域で採れる果物などは、体内にこもっている熱を放出してくれる効果がありますので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
おすすめの野菜や果物
・トマト
・キュウリ
・モロヘイヤ
・スイカ
・キウイ
また、昔から伝わるように、疲労回復に欠かせないビタミンが豊富なウナギもお薦めです。
2. 体温調節をしっかりと。
特に女性は、冷房で体が冷え過ぎてしまうことがあります。ストールやカーディガンなど軽く羽織れるものを携帯し、意識的に体が冷えすぎないよう体温調節をするように心がけましょう。
3. 質の良い睡眠でその日の疲れはその日のうちに。
「ALAの不思議な魅力」でもご紹介していますが、夏のだるさを解消するためには、質の良い睡眠が欠かせません。特に疲労感が強い日は、早めに就寝するよう心がけましょう。暑くて眠れない時は、頭部を氷枕などで冷やすと、寝付きがよくなり、より深く睡眠を得ることができます。