老化を引き起こす「インナードライ」

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気温や湿度が上昇し始めると、美容雑誌などでよく見かける「インナードライ」という言葉。文字通り、「インナー(内部)ドライ(乾燥)」の状態が起きていることを意味しています。この季節、皮脂と汗によって一見潤っているように見える肌ですが、肌内部が乾燥した結果、それ以上に潤いを奪われないように守る機能がはたらき、過剰に皮脂が出てしまうのです。その結果、あらゆる肌トラブルを引き起こすのです。

あなたの肌は大丈夫?!インナードライチェック!

□洗顔後は、すぐにつっぱる感じがする。
□肌の表面がゴワゴワ、ザラザラしている。
□化粧崩れしやすい。
□くすみが気になる。
□スキンケアが浸透していない気がする。
□皮脂が出ているのにつっぱる感じがする。
□吹き出物ができやすい。

当てはまる数が多いほど、インナードライを引き起こしている可能性が高くなります。

 

潤いの低下=バリア機能の低下=肌の老化

私たちの肌は、通常3つの大切な要素によって潤いが保たれています。
潤いの要素が失われると、乾燥をはじめ、シワ・たるみ・毛穴の開きなどが気になるようになります。また、紫外線やエアコンなどの外的要因から、肌を守るバリア機能が低下することが肌老化につながってしまうのです。

 

インナードライを防ぐ3つのポイント

  1. 洗顔はぬるま湯で
    少しぬるいと感じるお湯(30~32℃くらい)で毛穴の汚れや皮脂を十分取ることができます。熱すぎるお湯は、必要以上に肌表面の必要な潤いを奪ってしまいます。
  2. 化粧水は洗顔後すぐに
    洗顔直後は、肌が柔らかくなっているので化粧水が浸透しやすい状態です。肌の潤いが逃げてしまう前に、化粧水で肌をほぐします。美容液やクリームの浸透も助けます。
  3. 定期的なスペシャルケアを
    日々の丁寧なスキンケアはもちろん大切ですが、週に2-3回のスペシャルケアが効果的。肌のターンオーバーを促し、潤いに満ちたハリつやのある肌を取り戻します。

意外と知らないサプリの効果的な飲み方

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日頃から健康や美容のためにサプリメントを飲んできるという人が増えてきているそうです。
しかし、中にはなかなか効果を感じられずに続かない…という人が意外と多いといいます。

サプリメントは薬と違い、ストレートに働きかけて症状を和らげたり、治してくれるものではないので、飲んで効果を実感しにくいこともあるのです。
しかし、サプリメントの飲み方を少し工夫することで、それまでと少し違った体感があるということも少なくありません。
少しだけ飲み方を見直してみるというのもいいのかもしれません。

 

サプリメントの基本的な飲み方とは

  1. 水(ミネラルウォーター)で飲む
    基本的にサプリメントは、水かぬるま湯で飲むことがおすすめです。
    緑茶やコーヒーは、サプリメントの栄養素の吸収を邪魔するといわれているのであまり望ましくありません。
  2. サプリメントの種類で飲むタイミングを変えてみる
    ◇栄養補給系
    食事中、または食後30分位内が適しています。食品から栄養素を吸収したり消化するタイミングで摂取すると、効率よく吸収してくます。

    ◇アミノ酸系
    食後2~3時間後、または空腹時が適しています。食事と一緒に摂ると、食品に含まれているアミノ酸(たんぱく質)が先に吸収されるので、サプリメントからの吸収率が低くなりやすいのです。筋肉アップや筋肉の回復に役立ちます。

  3. 飲み続けてみる
    効果が実感できないといって、すぐに飲むのを中断してしまうという人がいますが、サプリメントは栄養補助食品ですので、即効性を期待するものではなく、最低1ヶ月、目安としては3ヶ月程は続けて飲むことをおすすめします。
    まずは、意識して毎日決まった量を飲むことを習慣にすること。もちろん、規則正しい生活や食事は基本です。

化粧水はコットンで?それとも手で?

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普段化粧水をつける時、コットンを使っていますか?
それとも手で直接つけていますか?

美容雑誌などでもたびたび取り上げられるこのテーマに関しては、美容家でも答えはまちまちです。手の温度で化粧水が肌に浸透しやすくなるから手でつけるのがおすすめという方がいたり、手だと化粧水が温まり、収れん効果が下がるということから、コットンの使用をおすすめしたり…と、本当に人それぞれなのです。

私は朝晩のスキンケア時には、手でつけるようにしています。それは、乾燥肌が気になるので肌の状態を確かめながら、しっかりと肌に密着させて浸透させたいからです。しかし、化粧水の浸透をよくするための化粧水(ブースター、トナーと呼ばれているもの)をつける時は、コットンを使うようにしています。その化粧水の役割として、古い角質や肌表面の汚れを取り除く機能をもっているため、コットンのほうが使用しやすく心地良いからです。また、週に数回は、コットンに化粧水をたっぷり染み込ませたものでパックもしています。

個人的に思うのは、『コットン』と『手』、どちらが正しいかということではなく、「どちらが心地よく使えるか」が大切だと思っています。いくら美容家に効果が感じられる方法といわれても、お手入れする本人が心地良くお手入れできなければ、スキンケア時のリラックス効果は軽減し、それによりスキンケア自体の効果も変わってくると考えているからです。

少し観点が違いますが、好きな香りのものでお手入れする場合と、嫌いな香りでお手入れする場合では、脳に送られる信号が違うので、スキンケアの効果にも差が出てくるという話を耳にしたことはありませんか?

心地よくお手入れできる方法で、自分自身の肌と向き合うこと。その上で、製品の特徴やその日の肌のコンディションで選んでもいいと思うのです。それがまず、美肌を手に入れるために大切なことではないかと思っています。

クックパッドにてララ・ソロモンのキッチンを開設しました

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img_20140701_01クックパッドにてララ・ソロモンのキッチンを開設しました。
はちみつレシピを公開中です。ぜひご覧ください。

クックパッド 「ララ・ソロモンのキッチン」

一言で伝えきれない5-ALAの魅力

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植物にも動物にも存在する5-ALA
5-ALA(5-アミノレブリン酸)は、動物だけでなく植物の生体内にも含まれるアミノ酸で、生命維持のための重要な役割を担っています。
動物の場合は、血液中のヘモグロビンの原料になったり、植物の場合は葉緑素の原料になります。この『原料になる』というところが、ALAの大きな特徴です。

 

食糧問題の解決にも5-ALAが…
現在、途上国では清潔な水や食料が不足し、“食糧問題”は今後さらに深刻な課題になるといわれています。しかし、環境問題や気候変動の影響で、これ以上農地を増やせない場合や、肥料の過剰投与による影響から、これ以上肥料を投与しても収穫量は上がらず、むしろ過剰投与した肥料が環境に悪影響を与えてしまうといった事態も起きています。
現在、5-ALAは肥料としても販売されていますが、肥料にALAを加えることで光合成を盛んにするだけでなく肥料の吸収もよくするため、土地の環境にも配慮しながら、収穫量を上げることができ、今後5-ALAが肥料として広まっていくと、食糧問題の解決の一つの糸口にもなります。

ALA比較ー

 

 

家畜の免疫力を高めて…
一方で、家畜の分野でも大きな可能性があります。現在、一般的な家畜の餌には大量の抗生物質が投与されており、世界で使われている抗生物質の大半は家畜に使われているといわれています。
密集した環境で育てられている家畜は、感染症のリスクが高くなり、さらに抗生物質の効かない種類の菌が増えてきたため、大量の抗生物質が使われています。
それでは、家畜に5-ALAを投与するとどうなるのでしょうか。
5-ALAは、細胞内のミトコンドリアを元気にしてくれるので、免疫力が増し、菌に対する抵抗力をつけることが可能になります。自らの免疫力を上げれば、抗生物質を大量に投与することなく、自らが持つ抵抗力で病気を予防できるようになるのです。

 

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私たちにとっての5-ALA
それではヒトの分野ではどうでしょうか。
現在では、5-ALAが配合された化粧品、健康食品が販売されています。また医療の分野でも様々な研究が進められています。
たとえば、5-ALAを利用したがん検診がその一つです。5-ALAは体内に取り込まれると、「ポルフェリン」という成分に変化します。その時に、ある特殊な光を当てると、がん細胞に集積したポルフィリンが光るのです。この特徴を活かして、5-ALAを利用した癌の摘出手術が行われています。また、5-ALAが抗癌作用を持つ可能性があるのではないかということを想定した研究も進められています。
5-ALAには植物から動物まで、様々な分野で役立つ可能性を秘めているのです。

 

◎5-ALA(5-アミノレブリン酸)について
体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー産生に関与するタンパク質の原料なる重要な物質です。しかし、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。酎粕や赤ワイン、かいわれ大根などの食品にも多く含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。