スペシャルコラム
毎日に星の彩りを添えて 6

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月のリズムを味方につける

夜空を見上げると毎日月の形が少しずつ変わっていくのが見えます。この月の形の変化を「月の満ち欠け」と呼び、それぞれの形状によって呼び名が変わります。太陽の光を全面に受けほとんど真ん丸な月は『満月』、半分の形の月は『半月(上弦・下弦の月)』、細めの月は『三日月』、太陽の光を遮り真っ暗で姿が見えない月が『新月』です。

月が満ちていく写真

月は、新月から半月、満月と経て、再び新月に戻るまで約29.5日かかって一巡りします。古代よりこのサイクルは、地球や私達の身体に多大な影響を与えてきました。言い換えると、月の満ち欠けの特性を知り生活に取り入れることで、私達は月の特別な力の恵みを受け、運気の流れにのり物事をよりスムーズに運ぶことができると考えられます。それぞれの月にどんな特性があるのかを見ていきましょう。

新月 New Moon
文字通り月が新しく生まれる「0→1」のようなフレッシュなスタートのタイミングです。物事の種まきに適した時間で、この日に何かしら始めると満月に向かって月が膨らんでいくように、願いは成就への道を、プロジェクトは完成や達成への道を進んでいくことになります。

三日月 Waxing Crescent Moon
新月から満月に向かって日を追うごとに膨らんでいく半月までの月。新月に種まきした物事が月の膨らみに合わせ日増しに育っていく、そんな希望や期待に満ちたタイミングです。自転車の漕ぎはじめのような、徐々に加速し、スピードが出てくる直前の状態です。

半月(上弦の月) First Quarter Moon
膨らみゆく半月。物事を拡大していくエネルギーの最も勢いの良い状態です。ゴールを目指し一直線に突き進むタイミング。軌道修正が必要なら見直して調整もできる時。とはいえ、スピードをゆるめたり立ち止まったりすることなく、満月に向かって目一杯駆け抜けていきます。

満月 Full Moon
文字通り月が満ちるタイミング。到達点・転換点。結果がでたり、状況が大きく動いたり、これまで積み重ねてきたものがまとまってくる一段落のような節目になります。新月から満月の間に培ってきたものを見つめてみるのも良いでしょう。

半月(下弦の月) Last Quarter Moon
欠けてゆく半月。新しく生まれるサイクルを前に、物事を熟成させる時間です。上弦の月と比べるとスピードは緩やかで、「次」を意識しゆっくりじっくりと最後を迎えていくようなタイミングになります。これまでの歩みを振り返り、今手の中に「ある」ものを大切にし、不要なものは整理し手放していく。そうしてまた新しい月が生まれていきます。

月は感情や情緒といった私達の内側のことを表すともいわれている衛星です。10天体の中でも太陽と並んで空を見上げるといつもそこに居てくれる身近な存在ですよね。その分影響がわかりやすく、月のリズムを意識して計画を練ったり予定を組んでみると、月の後押しを実感しやすいかもしれません。

星よみデザイナーmiki
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