寒い季節におすすめのスパイスたっぷりの大人向けのジンジャーシロップです。風邪の予防にも。「はちみつジンジャーシロップ」

【材料】

  • ショウガ 50-60g
  • はちみつ 100g
  • シナモン(スティックまたはパウダー) 1本または小さじ1
  • 唐辛子 1本
  • 水 250ml

【作り方】

  1. ショウガの皮をむき、薄切りにします。
  2. 材料をすべて鍋に入れて中火にかけます。
  3. 沸騰したら火を弱めてアクを取り、15分くらい弱火で煮たらできあがり。
  4. お湯やソーダで割ったりして自家製ジンジャエールが楽しめます。

スパイスはお好みで組み合わせてみてください。ブラックペッパー、クローブ、ローズマリー、カルダモンなどがおすすめです。

※ハチミツレシピは、cookpadで公開中です!
ぜひご覧ください。http://cookpad.com/recipe/2787369

ー がん診断をもっと手軽に ー
リスクチェックに応用されるALA

がん検診の課題とは?

日本人にとってがんは、今や「国民病」と言われるほどに増えて、2人に1人の割合でかかる病気と言われています。一昔前は不治の病というイメージがありましたが、現在は治療技術もめざましく進歩し、早期発見して適切な治療を行えば完治するようにもなってきました。

そのため、できるだけ早くがんを発見して死亡率を減らそうと全国の各市区町村では積極的にがん検診を推進しています。このがん検診はがんになる可能性、死亡率の高さ、早期治療の効果の高さなどを考慮し、5つのがんが対象になっています。

胃がん、子宮頸がん、肺がん、乳がん、大腸がんの5つですが、最近は、前立腺がんも対象に入れている市区町村が増えてきました。これらのがん検診は健康増進法に基づいて公的な予防対策として実施されますので、少額の自己負担か、場合によっては無料で検診を受けられます。

各自治体のがん検診窓口/都道府県
https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/contact/map/

しかし市区町村で実施されるがん検診は、実施される期間や日時が限定されたり、一度に全ての検診が受けられない地域もあります。また、通常のがん検診でも「偽陰性」といって見つけにくい場所や形をしていると発見できない場合があり、検査の精度が100%ではありません。また内視鏡やレントゲンなど検査時における身体的な負担も少なくありません。

がんのリスクチェックに応用されるALA
そういったがん検診の課題の前に少しでも軽い負担でがんのリスクをチェックしようと、最近では遺伝子検査によるがんのリスクチェックなどが行われるようになってきました。

そのような中、現在ALA(5-アミノレブリン酸)の特性を応用したがんのリスクチェックの開発も進んでいます。元々ALAは、私たちの体の中で作られるアミノ酸ですが、このリスクチェックはALAを飲んだ後に尿を検査するだけでがんの可能性を予測するというものです。
体の中へ外から取り込まれたALAは、正常な細胞では「ポルフィリン」という物質を経て「ヘム」という物質に代謝されます。しかし、がん細胞ではALAが「ポルフィリン」という物質にまでしか変化できずに、がん細胞に蓄積され、さらに過剰に蓄積された「ポルフィリン」は尿から排出されます。

このポルフィリンは特殊な光を当てると光る性質を持っていて、尿から排出されるポルフィリンの量を測れば体のどこかにがんが潜んでいる可能性を測定できます。ALAを飲んで尿を検査するだけでがんのリスクチェックができると体に負担を与えることもなくわざわざ幾つものがん検診を受ける手間が省けるので、とても便利になってきます。今後、このようながんのリスクチェックが広がってくることを期待したいですね。

冬でも必要な紫外線対策

1年中降り注ぐ紫外線に要注意
 冬になると夏のように強い日差しを感じなくなるため、「紫外線ケアは夏だけで冬は特にしない。」という方も少なくないのではないでしょうか。しかし、冬の寒空の中も、紫外線は1年中降り注いでいます。
下のグラフは1年の紫外線量を記録したものです。肌の表面に炎症を起こし赤くなったり、日焼けの症状の原因になる「UV-B波」の量は、たしかに5月から9月のピーク時に比べて少なくなっていますが、肌の深部にまで達して肌細胞を傷つけたり、シミやシワなど老化の原因となる「UV-A波」の量は、1年を通して変化があまりないのがわかります。そのため、気付かないうちに紫外線の影響を受けてしまっているのです。
特にこの季節は、気温や湿度が低く、肌も乾燥しがちです。乾燥した季節に火災などが多いことからもわかるように、私たちの肌も乾燥している時ほど傷つきやすく、老化が進みやすくなります。しかし、肌の潤いが保たれていれば、紫外線や乾燥から肌を守ることが可能です。

肌の潤いを保つために日頃から心がけたいこと
①十分な保湿ケア
お手入れの最後には、両手で顔全体を包み込む仕上げを。より一層保湿効果が高まります。

②紫外線ケア
最近では、化粧下地やファンデーションにも紫外線カット剤が含まれているものが多いので、上手に活用したいものです。

③バランスの取れた食事と十分な睡眠
生活習慣は、健やかな肌の基本です。また、肌細胞が生まれ変わるといわれるゴールデンタイム(22時〜2時)を意識するようにしましょう。

体の中からも紫外線ケアを
健やかな肌には、内側からの栄養も欠かせません。紫外線を浴びることで、体内には活性酸素が発生します。この活性酸素こそが美容の大敵といわれ、シミやしわ、たるみといった肌老化の一因となります。この活性酸素を除去する働きがあるのが抗酸化成分です。

たとえば今旬を迎えている野菜ですと、強力な抗酸化力を持つβ-カロテンを豊富に含むニンジンがおすすめです。他にも、抗酸化作用だけでなく疲労を回復させる働きがあるアリシンという成分やビタミンCを豊富に含むネギも日々の食卓に取り入れやすいのではないでしょうか。

日々のお手入れと旬の食材を上手に取り入れて紫外線から肌を守り、厳しい乾燥の季節を乗り越えましょう。

ALAの不思議な魅力
-インフルエンザウイルスとALA-

空気の「乾燥」がウイルスを撒き散らす
冬になると必ず流行するインフルエンザですが、なぜ冬だけ流行るのでしょう?インフルエンザウイルスは、湿度が20パーセント程で気温が20℃より低い環境を好みます。つまり、気温が低く乾燥した冬場が、インフルエンザウイルスにとっては生息しやすい環境なのです。もともとインフルエンザウイルスは水分を含んでいて、乾燥した空気に触れると水分が蒸発し、軽くなって空気中に長時間漂うようになります。
一方、私たち人間は、寒くて乾燥した環境になると、鼻や喉、気管などの血管が収縮し、粘膜の働きが弱まってきます。すると空気中に漂っていたウイルスは簡単に体の中に侵入し感染します。特に冬は締め切った室内で過ごすことが多いため、インフルエンザに感染したヒトの咳やくしゃみによってウイルスが撒き散らされることにより、感染が広がりやすくなります。さらに、粘膜細胞にウイルスが付着すると、16時間後には1万個、24時間後には100万個というものすごいスピードでウイルスが増殖するので、とても短い潜伏期間でインフルエンザが蔓延していくのです。

インフルエンザ予防は「乾燥対策」から
それでは、インフルエンザを予防するためにはどのような対策が必要なのでしょう。
冬はクーラーなどの暖房を使うと、外より室内の湿度がかなり低くなりますが、加湿器などを活用して室内の湿度を50%以上に保つとウイルスは活動できなくなるので、生存率は大幅に低下していきます。
また、手洗いとうがいをまめにすること、そしてまめにマスクを着けることです。予防するだけでなく、「うつさない」という気持ちを持つことも、インフルエンザ予防にとってとても大切なことです。

ALAによるインフルエンザウイルス感染症に対する新たな治療の可能性
現代では、インフルエンザを予防するためのワクチンや治療薬の開発が進んでいますが、ワクチンの場合、新型ウイルスが発生すると予防できなかったり、治療薬の場合は発症後48時間以内に使用しないと効果が得られなかったりと、常に薬の開発が追いかけっこしているような状況です。
ALAを摂取すると基礎代謝を活発にし体温も高くなり、免疫力がアップするということはこれまでもお伝えしてきましたが、2016年7月、徳島大学とSBIファーマ㈱によってALA(5-アミノレブリン酸)を利用したインフルエンザウイルス感染症の治療に関しての特許を米国で取得したということが発表されました。

(出願番号 CA 2877232 要約)
本発明によると、対象における摂食量、摂水量、体重、体温の低下を防止し、インフルエンザ重症化を回避して生存率が向上する、安全性が高いインフルエンザウイルス感染症の予防及び/又は治療剤の他、血中ケトン体量の増加抑制剤を提供することができる。

実用化されるまでには時間がかかりそうですが、ALAを利用したインフルエンザウイルス感染症に対するこれからの新たな治療の可能性が期待できそうです。

体や肌の調子は腸内環境から。 手軽に始められる「菌活」

体に良い働きをする菌を食事からとり入れることで、美容と健康の両方に効果を期待できるという「菌活」が注目されています。
食事でとることができる菌は、実は私たちの身近なところにたくさんあるのです。たとえば、日本人の食事には欠かせないしょうゆや味噌などに含まれる麹菌、ヨーグルトやチーズ、漬け物などに含まれる乳酸菌、納豆に含まれる納豆菌なども菌の仲間です。さらに、きのこも「菌類」に分類され、菌そのものを食べることのできる食材です。

それぞれ効果が異なり、麹菌は疲労回復や便秘予防、乳酸菌はコレステロール値の低下や便秘予防のほか、花粉症予防の一つとしても知られています。納豆菌は血栓を溶かす作用があり、動脈硬化の予防や骨粗しょう症の予防も期待されています。きのこは、善玉菌の栄養となる食物繊維が豊富で、食物繊維は腸内のコレステロールや脂質を吸着し、便秘の予防や改善に効果を発揮してくれます。

また、菌を摂取すると、免疫力のアップや花粉症などによる不調の緩和も期待できるそう。
積極的に食事に菌をとりいれて、カラダの中から美しく健やかに過ごしましょう。