2014年クリスマス時期の巣箱サポーター募集に関して

今年4月、ソロモンでは大規模な洪水に見舞われ、首都ホニアラをはじめ、ソロモン各地でとても大きな被害が発生しました。

現地で活動するNGO:APSDによると、洪水や気候の影響だけでなく、女王蜂や働き蜂の状態、環境の変化などから、このところハチミツがなかなか集まりにくい状況が続いているとの報告を受けています。原因は一概に断定できないのですが、専門家の方と一緒に少しずつ検証をしながら安定した生産体制を整えていきたいと今後の方向性を検討しているとのことです。

ララ・ソロモンではこのような状況を鑑みて、クリスマス時期に予定していた巣箱サポーターの募集は、一旦見送らせていただくことに致しました。楽しみにしてくださっていたみなさまには、大変ご迷惑をお掛け致しますが、現地の状況が整いましたら改めて巣箱サポーターの募集を再開する予定です。
何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

NGO:APSDの現地スタッフからは、以下の通りレポートが届いておりますのでご覧ください。

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【巣箱プロジェクトレポート】

    1. ソロモン概況
      今年4月に発生したガダルカナル州を中心に起きた大雨による洪水、地滑りによる災害は、被害者数:約50000名、死者数:22名、行方不明者:2名、多数の家屋崩壊と、小国では大きな被害となりました。特に、首都ホニアラに流れ込むマタニコ川の氾濫による被害が大きかったこともあり、物資供給が停止し、物価の高騰や地方の物不足など、島嶼国特有の二次的被災も免れませんでした。
      プロジェクト・サイトであるマライタ州は直接な被害はありませんでしたが、大雨による農作物に大きな影響が出ており、半年を経た今に至って予定していた収穫物が不作で住民は食糧不足の状態が続いています。10408796_529295027174325_1956673619664762029_n
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    2. 養蜂状況
      昨年度まで順調に推移してきましたが、一方で収穫までの期間が長く必要になるといった兆候を生じていました。今年に入り長雨の影響もあってか同状況が著しく進み、これまでプロジェクトサイトであるマライタ州中央部では蜂蜜の生産量が激減しています。原因については諸説ありますが、視認されている問題は以下の通りです。

      ①長雨による影響

      ②女王蜂の更新
      一般的に3~7年程度で女王蜂を更新する必要がありますが、うまく行われていません(女王蜂の不足による)。

      ③害虫の影響
      気候変化などとも関連されると思われますが、蛾による巣箱の汚染が目立っており、巣箱の設置場所などを変える対策を進めています。
      巣箱の害虫

      ④外来蜂の影響
      アジア蜂の飛来を確認しています。農業試験所などのないソロモン諸島では、解決に向けての対応も容易ではありませんが、同国でも問題視しており、ニュージーランドの専門家が調査を進めています。

      生じる現象の中でもアジア蜂の出現が、動物の世界で微妙に影響していると考えられています。ソロモンの蜂の世界は、これまで在来種とヨーロピアン蜂によって構成されていたのですが、首都のあるガダルカナル州を皮切りにアジア蜂の活動が報告されていました。これまでマライタ州では報告されていなかったのですが、昨年あたりから急に現れ、養蜂が低調になっているというものです。アジア蜂は輸出入特に木材運搬船に同行してくると考えられ、ロギングが主要産業であるソロモンの開発による弊害とであると同時に人やモノの動きが島嶼国でも盛んになっているという現れです。
      専門家が調査に入っていますが、正式な報告はまだなく、当地では現状を見守るといった状況です。もちろん全滅している訳でなく、収穫期が長かったり収量が落ちたりという報告ですが、地域によってはこれまで通りに収量を上げているところもありますので、安定供給という観点から一旦様子を見守りたいと思います。

    3. 巣箱プロジェクトについて
      これまでのご支援を通じソロモン諸島での養蜂の機運は高まりつつあり、徐々にですが生産~供給体制もできつつあります。しかし、上記のような自然を相手にした現象に対し、同国の養蜂業はまだ経験がありません。農薬や抗生物質などに汚染されていないという事は自然の脅威にさらされている事でもあり、しばらく自然に寄り添いながら見守る必要があるのかもしれません。
      このようななかでは供給体制も安定性を欠く事となり、ソロモン蜂蜜ファンの皆様にはご迷惑をおかけする事になりかねませんが、どうか事情を鑑み、引き続き温かい目で応援していただければ幸いです。

ソロモンハニープロジェクト元気なミツバチたちを管理している様子

ソロモンハニープロジェクト2巣箱移転予定地

10646861_559457267491434_8708579841094056832_nマーケットの様子

ココナッツとはちみつの簡単リップバームの作り方

ココナッツとはちみつのリップバーム

材料

  • ココナッツオイル 10g
  • みつろう 2g
  • はちみつ 2g
  • 口紅 少々(色付けしたい場合のみ)

作り方

  1. ココナッツオイルとみつろうをボールに入れて、湯煎にかけながらゆっくり溶かします。(色付けしたい場合には、口紅を少し削りとったものも入れます。)
  2. みつろうが溶けたら湯煎からはずして、はちみつを加えてよく混ぜます。
  3. はちみつがしっかりと混ざったら、保存容器に移します。

色付けしなければ、全身に使える万能バームです。
オイルとはちみつは混ざりにくいので、冷え固まる段階ではちみつをしっかりと混ぜ合わせるのがポイントです。(混ぜ方が足りないと、容器の底にはちみつだけ溜まってしまいます。)それでもはちみつが溶けきれずに多少粒っぽくなる感じはあるのですが、問題ありません。

ココナッツオイルが大体25℃くらいで溶けるので、暖かい部屋に置いておくとゆるめになります。少し固めのテクスチャーがお好みの方は、みつろうを1gほど増やして、固さを調整してみてくださいね。

洗いあがりしっとり!ココナッツオイル&はちみつ配合せっけんを作りました

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先日、初めて手作りせっけんに挑戦しました。
シンプルな配合で肌に優しく、しっとり洗い上がるせっけんを求めていたのですが、お店で売っているものだと実際使ってみるまでわからないし、そんなにたくさん試せないし…と思い、安全性が高く、しっとりしそうな原料を組み合わせて作ってみました。

材料は以下の通り。

  • オリーブオイル 250g
  • ココナッツオイル 150g
  • パームオイル 100g
  • 精製水 150g
  • はちみつ(ソロモンハニーを使用) 10g
  • 苛性ソーダ 69g

多少の温度調整は必要になりますが、基本的には混ぜて固めるだけ。しかし、熱を加えないで油脂とアルカリをゆっくりと反応(鹸化)させるコールドプロセス製法という方法なので、2ヶ月ほど乾燥させてようやく完成です。乾かす時間が長く、保存が難しいなどの欠点はあるのですが、原料の有効成分がしっかりと残り、泡立ちもとても良く洗いあがりもしっとりと、とても気に入っています。

先日ははちみつを使ったリップバームも作ったので、次回はせっけんよりも簡単に作れるはちみつリップバームの作り方をご紹介します。
お楽しみに!

老化の進む季節に心がけたい基本のスキンケア

これから迎える冬は、とにかく空気が乾燥し、肌も水分を奪われて敏感になる季節です。
乾燥や肌悩みを改善したくて、あれもこれも使ってしまいがちですが、いくら高価な化粧品を使っても、正しいスキンケア方法を知らないと効果が半減してしまうこともあります。
保湿力をアップし、肌悩みの改善をサポートする基本のスキンケア方法をご紹介します。

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保湿化粧水で潤いを与え、荒れた肌を整える

洗顔後の肌には、できるだけ早く化粧水を。
コットンでつける時は、コットンを2枚合わせて裏側まで沁みるまでたっぷりと化粧水をなじませます。手でつける時は、手のひらに化粧水を広げてから丁寧に顔全体になじませていきましょう。力強いパッティングのし過ぎはNG。血行を良くする程度なら、軽いパッティングで十分です。

 

保湿クリームで乾燥をしっかり防ぎ、肌の若さを保つ

乾燥が気になる時は、いつもよりやや多めに保湿クリームを使いましょう。
まず、クリームを手のひらにとり、顔全体に伸ばします。その後、目元・頬・口元などの乾燥しやすい部分に付け足していきます。乾燥をしっかり防ぐことは、肌の老化やシミ、シワを予防し、肌の若さを保つことにつながります。

 

★秋冬のお手入れポイント★

  • 洗顔するお湯の温度に気をつけて!
    寒い時の洗顔は、お湯の温度も高くなりがちです。熱いお湯で洗顔すると、肌の潤い成分が必要以上に奪われやすくなってしまいます。理想的な温度は人肌くらいのぬるま湯がいいでしょう。また、メイク落としや洗顔で手を抜くと、皮脂や脂分が酸化し肌の老化につながるので、面倒でも毎晩の洗顔を心掛けましょう。
  • ラップパックで保湿力UP
    乾燥が特に気になる部分は、化粧水の後、美容液や乳液をつけ、キッチン用のラップを適当な大きさに切ってかぶせる簡単パックを。5分ほどしてはがすと、柔らかく、しっとりとした肌になります。

むくみ解消&代謝アップ!足浴美容法

体と心の疲れを癒やすといわれる「足浴」。通常の入浴に比べ心臓への負担が少なく、高血圧や心疾患を持つ方、高齢者や体力の弱い方にも適したリフレッシュ健康法の一つです。
足浴をすると、足ツボが刺激され、血行が良くなり全身に血液が流れやすくなります。また、むくみや疲れが取れたりするのも実感できます。

効果的な足浴方法とは
桶や洗面器などに体温より少し高めの38±2℃くらいに調整したお湯を準備します。お湯の量は、かかとから15cm~20cm位がおすすめです。
足首の内側、くるぶしの骨の少し上にある婦人科系の万能ツボ「三陰交」が浸るくらいを目安とします。

両足をお湯に入れたら、10分間のんびりした気持ちでリラックスしてください。読書や音楽で過ごすのも良いと思います。
しばらくすると全身がぽかぽかして少し汗ばんでくるのを感じるかもしれません。
温まったら、足全体をほぐすようにマッサージを行いましょう。

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