ココナッツとはちみつの簡単リップバームの作り方

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ココナッツとはちみつのリップバーム

材料

  • ココナッツオイル 10g
  • みつろう 2g
  • はちみつ 2g
  • 口紅 少々(色付けしたい場合のみ)

作り方

  1. ココナッツオイルとみつろうをボールに入れて、湯煎にかけながらゆっくり溶かします。(色付けしたい場合には、口紅を少し削りとったものも入れます。)
  2. みつろうが溶けたら湯煎からはずして、はちみつを加えてよく混ぜます。
  3. はちみつがしっかりと混ざったら、保存容器に移します。

色付けしなければ、全身に使える万能バームです。
オイルとはちみつは混ざりにくいので、冷え固まる段階ではちみつをしっかりと混ぜ合わせるのがポイントです。(混ぜ方が足りないと、容器の底にはちみつだけ溜まってしまいます。)それでもはちみつが溶けきれずに多少粒っぽくなる感じはあるのですが、問題ありません。

ココナッツオイルが大体25℃くらいで溶けるので、暖かい部屋に置いておくとゆるめになります。少し固めのテクスチャーがお好みの方は、みつろうを1gほど増やして、固さを調整してみてくださいね。

洗いあがりしっとり!ココナッツオイル&はちみつ配合せっけんを作りました

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先日、初めて手作りせっけんに挑戦しました。
シンプルな配合で肌に優しく、しっとり洗い上がるせっけんを求めていたのですが、お店で売っているものだと実際使ってみるまでわからないし、そんなにたくさん試せないし…と思い、安全性が高く、しっとりしそうな原料を組み合わせて作ってみました。

材料は以下の通り。

  • オリーブオイル 250g
  • ココナッツオイル 150g
  • パームオイル 100g
  • 精製水 150g
  • はちみつ(ソロモンハニーを使用) 10g
  • 苛性ソーダ 69g

多少の温度調整は必要になりますが、基本的には混ぜて固めるだけ。しかし、熱を加えないで油脂とアルカリをゆっくりと反応(鹸化)させるコールドプロセス製法という方法なので、2ヶ月ほど乾燥させてようやく完成です。乾かす時間が長く、保存が難しいなどの欠点はあるのですが、原料の有効成分がしっかりと残り、泡立ちもとても良く洗いあがりもしっとりと、とても気に入っています。

先日ははちみつを使ったリップバームも作ったので、次回はせっけんよりも簡単に作れるはちみつリップバームの作り方をご紹介します。
お楽しみに!

老化の進む季節に心がけたい基本のスキンケア

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これから迎える冬は、とにかく空気が乾燥し、肌も水分を奪われて敏感になる季節です。
乾燥や肌悩みを改善したくて、あれもこれも使ってしまいがちですが、いくら高価な化粧品を使っても、正しいスキンケア方法を知らないと効果が半減してしまうこともあります。
保湿力をアップし、肌悩みの改善をサポートする基本のスキンケア方法をご紹介します。

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保湿化粧水で潤いを与え、荒れた肌を整える

洗顔後の肌には、できるだけ早く化粧水を。
コットンでつける時は、コットンを2枚合わせて裏側まで沁みるまでたっぷりと化粧水をなじませます。手でつける時は、手のひらに化粧水を広げてから丁寧に顔全体になじませていきましょう。力強いパッティングのし過ぎはNG。血行を良くする程度なら、軽いパッティングで十分です。

 

保湿クリームで乾燥をしっかり防ぎ、肌の若さを保つ

乾燥が気になる時は、いつもよりやや多めに保湿クリームを使いましょう。
まず、クリームを手のひらにとり、顔全体に伸ばします。その後、目元・頬・口元などの乾燥しやすい部分に付け足していきます。乾燥をしっかり防ぐことは、肌の老化やシミ、シワを予防し、肌の若さを保つことにつながります。

 

★秋冬のお手入れポイント★

  • 洗顔するお湯の温度に気をつけて!
    寒い時の洗顔は、お湯の温度も高くなりがちです。熱いお湯で洗顔すると、肌の潤い成分が必要以上に奪われやすくなってしまいます。理想的な温度は人肌くらいのぬるま湯がいいでしょう。また、メイク落としや洗顔で手を抜くと、皮脂や脂分が酸化し肌の老化につながるので、面倒でも毎晩の洗顔を心掛けましょう。
  • ラップパックで保湿力UP
    乾燥が特に気になる部分は、化粧水の後、美容液や乳液をつけ、キッチン用のラップを適当な大きさに切ってかぶせる簡単パックを。5分ほどしてはがすと、柔らかく、しっとりとした肌になります。

むくみ解消&代謝アップ!足浴美容法

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体と心の疲れを癒やすといわれる「足浴」。通常の入浴に比べ心臓への負担が少なく、高血圧や心疾患を持つ方、高齢者や体力の弱い方にも適したリフレッシュ健康法の一つです。
足浴をすると、足ツボが刺激され、血行が良くなり全身に血液が流れやすくなります。また、むくみや疲れが取れたりするのも実感できます。

効果的な足浴方法とは
桶や洗面器などに体温より少し高めの38±2℃くらいに調整したお湯を準備します。お湯の量は、かかとから15cm~20cm位がおすすめです。
足首の内側、くるぶしの骨の少し上にある婦人科系の万能ツボ「三陰交」が浸るくらいを目安とします。

両足をお湯に入れたら、10分間のんびりした気持ちでリラックスしてください。読書や音楽で過ごすのも良いと思います。
しばらくすると全身がぽかぽかして少し汗ばんでくるのを感じるかもしれません。
温まったら、足全体をほぐすようにマッサージを行いましょう。

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不思議な特徴を持つALA

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ALAの重要性が見落とされていた!?
ALA(5-アミノレブリン酸)は、人が歩いたり動いたりするエネルギーを作り出す、おおもとのところで働いているとても重要なアミノ酸の一種ですが、実はこれまであまり注目されてきませんでした。
それは、ALAを人工的に作り出す技術が難しかった、という理由もありますが、それ以外にALAは体内ですぐに代謝されて違う物質に変化し、体内にALAとしてそのまま残っていることがないため、その重要性が見落とされていたのではないかと考えられています。しかし、現在は発酵法によるALAの量産技術が確立できたことで、様々な分野で応用されるようになってきました。

 

がんの手術に利用されているALA
ALAは『違う物質に変わる』という性質を利用して、膀胱ガンや脳腫瘍の手術に応用されています。
元々ALAは体内でも作られますが、外から取り込まれたALAは、細胞の中でポルフィリンという物質に変わります。その後、エネルギーを作るために、ヘムやシトクロムと呼ばれる、さらに違う物質に変化します。

正常な細胞では、下の図のようにALAはすぐに代謝され重要な働きを担うのですが、がん細胞ではALAから変化したポルフィリンが代謝されず、そのままがん細胞に蓄積されます。このがん細胞に溜まったポルフィリンに、ある一定の波長の光を当てると、その部分だけが光ります。つまり、がん細胞(に蓄積したポルフィリン)だけが光るので、その光っている部分だけを切除することが可能です。肉眼だけではがんかどうか判断しにくい部分でも、がん細胞が光ることで切除すべき場所を特定でき、残すことなくしっかりとがんの部分だけ切除できるのです。
これは光線力学診断と呼ばれ、現在はALAとレーザー光を用いた、正常な細胞は残しつつ、がん細胞だけを殺す、という研究も進められています。

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がん以外でも活躍しているALA
2014年8月には、大阪市立大学医学部の研究グループが感染症(MRSA)の新たな治療法として、抗生物質を使わずに、ALAとLEDを用いた光線力学療法が有効な治療効果を示すことを発見したという研究論文が、米国の科学誌”PLOS ONE”に掲載、発表されました。
様々な分野でALAを応用した研究が進められ、大きな可能性が広がっています。

 

◎ALA(5-アミノレブリン酸)について
体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー産生に関与するタンパク質の原料なる重要な物質です。しかし、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。酎粕や赤ワイン、かいわれ大根れなどの食品にも多く含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。