ALAの不思議な魅力
-かくれ糖尿病にご用心-

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女性にも増加中の「かくれ糖尿病」
「糖尿病」といえば中高年の太った男性に多いというイメージがありますが、実は女性や痩せている体型の人でも「かくれ糖尿病」と言われる人が増えています。糖尿病を引き起こす主な原因と言えば、「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」「運動不足」がよく挙げられますが、糖を代謝する能力は人によって差があるため、糖尿病に「かかりやすい人」と「かかりづらい人」がいるようです。

通常、食べ物から得たブドウ糖はインスリンというホルモンが分泌され、その働きによって細胞の中できちんとエネルギーに変わり働いてくれるのですが、糖尿病の場合はインスリンの分泌が少なかったりうまく働かないため、ブドウ糖が血液の中に大量に余り、代謝されずに尿から流れ出てきます。そのため、ブドウ糖をうまく取り込めない細胞は、栄養というエネルギーをもらえず、元気がなくなってしまいます。ですから、糖尿病の人はインスリンを体外から取り入れて、血液中のブドウ糖(血糖)をスムーズに細胞にとり込ませるようにしています。

血糖値の上昇を抑える腸のスイッチで糖尿病をブロックする体質に変える!
最近の研究では、血糖値の上昇を防ぐためにインスリンを分泌させるスイッチが、小腸の中にあることが分かってきました。腸の中にはたくさんの腸内細菌がいて、良い腸内細菌が多い状態になれば、インスリンを分泌させるスイッチが増え、インスリンの分泌量も多くなります。
なかでも血糖値を下げる力を引き出す腸内細菌に、「バクテロイデス」と呼ばれる細菌があるのですが、この菌が増えればインスリンを出させるスイッチが増えるようです。

水溶性食物繊維でインスリンスイッチON!
では、どうやればインスリンを出させるスイッチが増やせるのでしょうか?
血糖値を下げる腸内細菌のエサになるのが、エシャロットやにんにく、ごぼうなどの根菜類、きのこ類、海藻類、納豆などに含まれる水溶性食物繊維です。また、ヨーグルトも腸内環境を整えるのにはとても良いそうです。さらに腸のパワーを引き出すために魚がいいといわれ、魚に含まれるDHAやEPAといった多価不飽和脂肪酸にはインスリン分泌を促す作用があります。魚を多く食べた人ほど血糖値が改善しているという調査結果もあるようです。
さらに食べる順番も大切です。まずは野菜、そして魚、最後にご飯。食物繊維やタンパク質を先に食べて血糖値の上昇を穏やかにさせます。このような食べ方はただ血糖値を下げるというだけでなく、腸内環境を整えて健やかな体へと導いてくれるので、ぜひ普段のお食事でも気をつけてみてはいかがでしょうか。

ALAと血糖値の関係
最近、ALA(5-アミノレブリン酸)が、血糖値のコントロールに役立つと注目されています。ALAは元々体内で作られるアミノ酸で、食後血糖値の上昇を穏やかにする機能があり、ブドウ糖をエネルギーに変えることで血糖値を下げる効果があると言われています。

◎ALA(5-アミノレブリン酸)について
体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー産生に関与するタンパク質の原料なる重要な物質です。しかし、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。焼酎粕や赤ワイン、かいわれ大根れなどの食品にも多く含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

ALAの不思議な魅力
-冷えと安眠の関係-

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冷えと安眠の関係
 冬になると「体が冷えて寝つきが悪い」という人が多くいますが、体が冷えたままだと眠りが浅く、翌朝疲れが残りやすくなってしまいます。体温は活動している日中は上昇し、夜になり睡眠状態になると下がり、体に溜まった熱を放出するようになります。これは体内時計に働きかける睡眠ホルモン(メラトニン)が影響しており、目覚めてから14〜16時間ほど経過すると、この睡眠ホルモンが分泌されはじめ、体の深部の体温が低下してきます。この体温の変化が眠気のシグナルとなり、自然に眠気を感じるようになります。このホルモンが分泌されはじめるタイミングと就寝のタイミングがうまく重なると、深い睡眠を得ることができますが、忙しい現代の私たちにとって、そううまくタイミングを合わせることはなかなか難しいことではないでしょうか。

実際は、寝始めの頃はまだ少し体温が高く、睡眠状態に入ると体温が下がってくるため、もともと体温が高い人のほうが寝つきが良く、深く良質な睡眠を得ることができるのですが、体が冷えやすい人は日中も体温が上がらず、夜になってもこれ以上体温を下げられないという防衛本能が働き、熱の放出が行われにくくなります。すると、日中に比べて体温の変化が少ないため、眠気のシグナルのスイッチが入りづらくなり、寝つきが悪くなってしまうのです。

質の良い睡眠を得るためには
 就寝前に温めのお風呂に入ったり、温かい飲み物を飲んで体を温めると、質の良い睡眠がとれるようになります。ベッドや布団に入ってからもまだ体が冷えている場合は、冷えを解消するツボを押さえるのも効果的です。中でも足の裏にある「涌泉(ゆうせん)」というツボは簡単に押すことができるのでおすすめです。足の指を曲げた時にできるくぼみの真ん中を、親指の腹でゆっくりと力を入れて5秒ぐらい押して、5秒ぐらいかけてゆっくり離します。それを10回ほど繰り返します。
このツボは、元気のツボと言われて血液循環を促しますので、冷えだけでなく、むくみや足の疲れなどにもおすすめです。

 もともと私たちの体には、自分で治ろうとする自然治癒力が備わっています。少し病気の原因になるものが発生しても自然治癒力がはたらく間は、元に戻ることができます。ところが、「冷え」が体に潜んでいると血行が悪くなり、細胞まで栄養が行き渡らず、自然治癒力が弱まってきて病毒に侵されてしまいます。

ALAで体温が上がる!
 実は、ALA(5-アミノレブリン酸)も体温に深く関わり、ALAによって体温が上がることがわかっています。ALAを摂取すると、「UCP」と呼ばれる体温を上げる働きをするたんぱく質を増やすため、約4時間後には体温が平均0.2度上昇するという実験結果があります。

体の外からと内側の両方から体を温めて、健康の要である冷えない体作りを心がけましょう。

◎ALA(5-アミノレブリン酸)について
体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー産生に関与するタンパク質の原料なる重要な物質です。しかし、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。焼酎粕や赤ワイン、かいわれ大根れなどの食品にも多く含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

ALAの不思議な魅力
-お酒との上手な付き合い方-

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お酒との上手な付き合い方
あの人は「お酒が強い」とか「弱い」ということをよく耳にしますが、あなたはどのタイプでしょうか?

  • 顔がすぐに赤くなるけど、あまり酔わない
  • 顔に出ないけどすぐに酔ってしまう
  • 全く飲めない

お酒(アルコール)は、肝臓でいくつかの段階を経て分解されます。まず、アルコール分解酵素(ADH1B)によってアセトアルデヒドという物質に分解され、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)によって無害な酢酸に分解され、やがて水と二酸化炭素に分解されて体外へ排出されます。

このアセトアルデヒド脱水素酵素は毒性が強く、二日酔いの原因になります。一般的にアルコール分解酵素の活性が高いと、アルコールの分解が早く、お酒が残りにくくなります。そしてアセトアルデヒド脱水素酵素の活性が低いと、顔が赤くなります。久里浜医療センターの研究によると、この2つの酵素の働き具合から、各3種類・合計9種類があり、5つのタイプに分類ができるそうです。
これからお酒のお付き合いが増える季節になりますが、お酒と上手に付き合うためにも、自分のタイプを理解してお酒を楽しみましょう。

【Aタイプの方】アルコールもアセトアルデヒドも分解する能力が高い体質です。お酒に強いのでついつい酒量が増えてしまいがち。高血圧、脳梗塞、アルコール依存症などになりやすい傾向があります。

【Bタイプの方】少し飲むだけで顔が赤くなるタイプ。長年、飲み続ければ少しはお酒が強くなりますが、上部消化管がんなどになりやすいと言われています。

【Cタイプの方】顔が赤くならないが、アルコールの分解が遅いためお酒が体内に残りやすいタイプ。アルコール依存症に最もなりやすく、がんのリスクも高いそうです。

【Dタイプの方】顔は赤くなるが、程度は軽い方。ただ、毒性の強いアセトアルデヒドが長く体内にとどまるのでがんになりやすい傾向があるようです。

【Eタイプの方】まったく飲めない下戸タイプ。無理をしてお酒を飲んでしまうと、急性アルコール中毒になる危険があるので注意が必要です。

自分の体質を理解して、お酒と上手に付き合いたいものですね。

「ALA+ミネラル」で二日酔いの予防剤として特許出願中!
現在、一般的な二日酔いの予防剤として、アルコールやアセトアルデヒドの分解を促すジクロロ酢酸、アスピリン、リンゴ酸、アラニンを配合したものが市販されていますが、ALAを用いた予防剤の研究も進められています。既存の予防剤と組み合わせることで相乗効果が期待できるということから二日酔いの予防剤及びまたは治療剤としての特許も出願されています。

◎ALA(5-アミノレブリン酸)について
体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー産生に関与するタンパク質の原料なる重要な物質です。しかし、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。焼酎粕や赤ワイン、かいわれ大根れなどの食品にも多く含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

「5-ALA」ってアミノ酸じゃないの?

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私たちのカラダをつくる10万種ものタンパク質は、わずか20種類のアミノ酸から!
私たちのカラダは約半分が水分で、およそ20%がタンパク質でできています。
内臓や皮膚、毛髪、骨など、体の組織のほとんどはタンパク質がないと作ることができません。そのタンパク質は、アミノ酸がつながってできていて、わずか20種類のアミノ酸だけで私たちのカラダに必要な約10万種類ものタンパク質を作るのだそうです。ひとことで「タンパク質」といいますが、実は膨大な種類のタンパク質がそれぞれの役割を担い、カラダの中で働いているのです。

タンパク質からアミノ酸へ、そしてまたタンパク質へ
私たちのカラダはおもしろくできていて、たとえば肉や大豆などのタンパク質を食べると胃や腸で分解されてアミノ酸へと変わります。その後、小腸で吸収され、血液によって全身の細胞へと運ばれます。そこでアミノ酸同士がつながり、必要とされるタンパク質に再度合成されるのです。
さらにアミノ酸はタンパク質を作るだけでなく、様々な機能を持ち合わせています。たとえば疲労を軽減したり、持久力が向上するなどスポーツの分野で活用されています。また、免疫力のアップや筋肉量の維持など、様々なカラダの機能調整にも役立っています。

5-ALA(5-アミノレブリン酸)ってアミノ酸じゃないの?
地球上に存在する栄養素のなかで最も古いと言われるアミノ酸ですが、自然界の中には、500種類ほどのアミノ酸が存在しています。その中で先ほどのヒトのタンパク質を形づくるアミノ酸として20種類のアミノ酸があります。ALAもアミノ酸と言われていますが、これらのアミノ酸とは違う働きをする特殊なアミノ酸です。
数多くのアミノ酸の中でも唯一、体内で鉄分と結びついて血液中のヘモグロビンになったり、マグネシウムと結びついて葉緑素の原材料になれるとても重要なアミノ酸なのです。

5-ALAにはどんな特徴があるのでしょうか?
体温が上昇し、冷え性が改善
基礎代謝が上がり、冷え性が改善されたり免疫力の向上が期待できます。

脂肪の蓄積を抑える
UCPと呼ばれるタンパク質を活性化させ体脂肪や内臓脂肪を減少させます。

肌の潤いアップ
細胞のミトコンドリア内で反応して、ATPというエネルギーを作り出す際に「代謝水」と呼ばれる水分を生み出し、それが肌の潤いにつながります。

5-ALAは他にも様々な特徴を持つことが明らかになっていますが、さらに多くの特徴が期待され、いまなお研究が続けられています。

◎ALA(5-アミノレブリン酸)について
体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー産生に関与するタンパク質の原料なる重要な物質です。しかし、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。焼酎粕や赤ワイン、かいわれ大根れなどの食品にも多く含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。