A まず、化学合成法にはいろいろな方法がありますが、一般的なアミノ酸の化学合成法は猛毒のシアンを用いて窒素を導入し、水素で還元してアミノ基とします。きちんと精製されればよいのですが、管理の厳しい医薬はともかく、食品に使うのは不適だと思います。
発酵法では原料は食品として使われる糖などと水ですから安心で、ほとんどのアミノ酸は発酵法で作られています。食品薬品区分の確認でも、光合成細菌「ロドバクターセファロイデス」を用いた発酵法で作られた5-ALAのみが食品として認められています。光合成菌の持つ5-アミノレブリン酸合成酵素の働きで「スクシニルCoA」と「グリシン」が縮合して5-ALAが生産されます。これは体の中でミトコンドリアが5-ALAを作るのと同じ仕組みです。ちなみに、光合成細菌がプロテオバクテリアに進化したのちに古細菌に住み着いてミトコンドリアとなったと言われていますので、5-ALAの作り方が同じなのも頷けます。発酵法は、スケールアップすればコストも低くなり環境にも優しいという特徴もあります。
Q 御社の5-ALAは発酵法で製造されているため、安全で安心ということですね。
A そうですね。初めての方でも飲み続けている方にも安心して飲んでいただけますし、環境にも優しいと言えますね。
A サプリと関係あるのかと言われてしまいそうですが、夜眠る時は真っ暗にして寝てください。豆球もついていない方がいいです。明るいところで寝ると、自分自身のアミノレブリン酸(5-ALA)合成量が落ちます。5-ALAはサーカリズム(生物時計)により、夜に多く作られます。夜にたくさん作り、寝ている間に体の修復をしているのでしょう。その調節は体内時計でされているようですが、光があると昼と勘違いして5-ALA合成を促進する指令を出してくれません。
それから食べ過ぎも良くありません。細胞内のグルコース濃度が高くなると、5-ALAを作らなくなります。
5-ALAがたくさんできるとヘムになり、ミトコンドリアを活性化してエネルギーを作りに「狩り」に出かけますが、細胞内にグルコースがあるのならしばらく「狩り」に行かなくてよいので、エネルギーを作る必要がないから5-ALAも作らなくてよいというわけです。「狩り」の後にライオンが寝そべっているあれです。
A 5-ALAは水溶性が高く、酸性—中性域ではとても安定していますので、水でなくてもジュースなどで飲んでいただくことができます。また、カプセルから中身を取り出して、ヨーグルト等と混ぜて飲んでいただいても問題ありません。ただし、配合している鉄分がカテキンと反応する恐れがあるので、お茶での服用は避けていただければと思います。